子育て

東京全力少年

今日は珍しく丸一日仕事でつぶれてしまったので、あまり面白い話がありません(笑)

なので1か月くらい前の週末の話をしますね。

 

うちの近くのショッピングセンターには、子どもたちがはだしで上がって遊べるプレイルームがあります。

平らなマットの上にスポンジ製の大きい積み木みたいなものが置いてあって、それを積み上げたり、転がしたり、乗っかったりして遊べます。

そのコーナーにはじめて太郎を入れてあげました。

 

その日は週末ということもあって、かなり広いプレイルームはちびっ子でいっぱい。

小さい子が多かったですが、それでも飛んだり跳ねたりしゃべったりしていて、太郎よりも上の子が多かったようです。

太郎はややおとなしくて怖がりなところがあるので、マットの上におろした瞬間泣きだすんじゃないかと思いました。

けれど、戸惑った表情を見せつつも泣かずに普通にマットの上に一人で立ちました。

やがてフラフラとした足取りでスポンジに向かって歩き始めた太郎。

しかしもう少しでスポンジに手が届くというところで・・・横からダッシュしてきた男の子が猛スピードでそれをゲット! 太郎はなんだか心細いような顔でしばらく中空を見つけていました。

そのあとも、うろうろとあちこち歩き、スポンジで遊んでいる集団の子たちをすぐそばからじーっと眺め、また新しいスポンジに手をかけた瞬間に今度は女の子に力づくで持っていかれ(笑)・・・ということを繰り返していました。

 

特に何も声をかけずに太郎を見ていた私と奥さんでしたが、太郎のなんだか寂しそうな、所在なさげな様子を見ていると、なんだかちょっぴり切ない気分になってしまいました。

太郎は別に寂しいとか思ってなかったかもしれません。しゃべれないし、まだ他の子ほど活発に身体を動かせないから、「なんだろう、ここは」と見ているだけになってしまうのは自然でしょう。ただ、なぜかこの日の太郎の姿は妙に私の心をくすぐり、切なくさせました。

私は今でこそ半分営業の仕事をしてますが、もともと引っ込み思案な性格で、こういう場になじむのがとっても苦手でした。そんな昔の自分の感じた大勢の中での居心地の悪さを、勝手に太郎に重ね合わせてたのかもしれません。

ともあれ、初めてのプレイルームは、まわりを駆け回るちびっこたちに圧倒され、おもちゃをふんだくられただけで終了したのでした(笑)

 

子どもどうしの遊びの風景というのは、ほほえましくもあり、ある意味シビアでもあるなあと改めて思いました。余計な遠慮とかなく、全力でぶつかり合ってますからね。

次にあそこへ行ったときは、太郎はどんな反応を見せてくれるかな?

前回行ったのは1カ月前でしたが、そのときよりはぐんと歩き方が安定してきたし、性格もふてぶてしくなってきてるので、今度は意外とおもちゃをぶんどる側にまわってしまうかもしれません^^

 

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