音楽

「アルプス一万尺」の謎

実はこの記事は昨日いったん公開したのですが、その直後に内容に大きな間違いが見つかったため、すぐに公開を停止しました。

そこで今日、内容を全面的に改めてアップし直させていただきます。

昨日はすぐに非公開にしたので、間違った記事を見た方はほぼいないはずですが、もしいたら申し訳ありませんでした!

 

さて、一体何についての記事を書いて、何を間違えたのかというと・・・

話題は童謡の「アルプス一万尺」でした(原曲はアメリカ民謡の「Yankee Doodle」)

私がいままでに出会ったほとんどの人は、この歌の1番の歌詞をこんな風に覚えているんです:

 

♪ アルプス一万尺  小槍の上で

アルペン踊りを

 

さあ 踊りましょ ヘイ

 

で、この「さあ」は間違いじゃないか、みんなおかしいよ! というのが、昨日の記事の内容でした。

私がなぜこれを間違いだと思っていたかというと、私が小学校で聞かされたカセットでは「さあ」が無くて、「♪アルペン踊りを おどりましょう ヘイ」 と確かに歌っていたからです。

しかも、太郎のために買ったどうようのCDでも「さあ」が入っていません。

さらにさらに、「さあ」 を入れてしまうと 「ヘイ」 が短くなって譜割りがとても不自然だし、2番の歌詞が 「のみがリュックしょって富士登山」 なので、2番と音を合わせるには「さあ」が無いほうが自然です。

だから、今の今まで何の疑いもなく 「『さあ』が無いのが正しい」と思い込んでました。

 

ところが・・・記事を書いたあとでWikipediaで歌詞を調べてみたところ、

 

「さぁ」が入った歌詞が書かれている じゃないですか!

 

「マジかよ?」と思って、あわてて歌詞検索サイトの「うたまっぷ」で調べたところ、こちらも「さぁ」ありの歌詞が出てきました。

 

間違っていたのは私のほうみたいですm(_ _)m

 

もっとも、この手の伝承歌はいろいろバリエーションがあると思うので、「さあ」を入れないバージョンが掲載・録音されることもあるんじゃないかと思います。

実際、ネット上の質問サイトを見てみると、「『さあ』を入れて歌ったら、『それは違う』と指摘されました。間違ってるんですか?」 という質問がありました(笑) 「『さあ』無しが正しい」と思っていたのは、私だけではないようです。まあ、どっちでも良い話なのかもしれません。

けれども、私が長年正しいと確信してきたことがそうではなかったというのは、やっぱりショックです。

これからは何事につけ、もっと謙虚に発言するようにします(^-^;)

 

ちなみに Wikipedia ではじめて知ったのですが、この「アルプス一万尺」、歌詞が29番まであるらしいですね。

基本的に山登りの素晴らしさを歌っているんですが、中にはこんな歌詞も・・・。

 

(9番)
♪ 蝶々でさえも 二匹でいるのに なぜに僕だけ 一人ぼち

(10番)
♪ トントン拍子に 話が進み キスする時に 目が覚めた

 

なんなんだ? この切ない歌

激しく共感してしまうじゃないか(笑)

 

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