新米パパの小さな発見手帳

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底抜けに楽しい白熱ライブ! ディキシー・チックス 『Evening With the Dixie Chicks』

      2013/09/23

金曜は音楽の日・・・ということで、今日はアメリカの3人組カントリーグループ、ディキシー・チックス(Dixie Chicks)のライブDVD、『Evening with the Dixie Chicks』(輸入盤) を紹介します。

 

『Evening with the Dixie Chicks』 DVD
ディキシー・チックス(Dixie Chicks)
2003年2月11日発売
ソニー

 

ディキシー・チックスのメンバーは、エミリー・ロビスン、マーティ・マグワイア、ナタリー・メインズの女性3人。

それぞれフィドル(ヴァイオリン)、ギター、マンドリン、ドブロ(横に置いて弾くギター)などの、カントリーでよく使われる弦楽器を演奏し、ナタリーがメインヴォーカルを担当するかたちで、アコースティックな曲を聴かせます。

エミリー、マーティは1989年の結成当初からのメンバーで、リード・ヴォーカルのナタリーは1995年に加入、以降、この3人のメンバーで活動を続けてきました。

 

私がディキシー・チックスを知ったのは、2003年の有名な「騒動」のニュースででした。(この話はディキシー・チックスを語るときに避けて通れないですね)

2003年の3月10日のコンサート中に、ヴォーカルのナタリーが、イラクへの侵攻の準備を進めるブッシュ大統領(当時)を批判する発言をしました。

国際社会の理解が十分得られない中、独断でイラク攻撃を決めた大統領に対する批判は、決して的外れなものではなかったと思います。

しかしこの発言が、9.11後の愛国心が膨張したアメリカにおいて、一部の人びとからの強烈な反感を招いてしまったのです。

その結果、彼女たちのCDが破壊され、発売が禁止され、ラジオなどでのオンエアが拒絶されました。その激しさは、メンバーやその家族が身の危険を感じるほどだったそうです。

しかしそうした過激な反対意見にも屈せず、自分の姿勢を貫く彼女たちを支持する声も大きく、ディキシー・チックスはこの騒動を乗り越えて新しいステージへと進んでいきました。

 

そういうわけで、私にとってディキシー・チックスは、音楽を聴いたことがないけど気骨のありそうな人だなあ、というイメージ先行の存在でした。

もしかすると、すごくコワモテ系の曲をやったり、窮屈な内容を歌っているんじゃないか・・・なーんて思っていました。

しかし、彼女たちの音楽が気になった私は、今回紹介するライブDVDを買ってみました。

するとこれがもう最高い楽しい映像だったんです!

このライブは、前年に発売されたサードアルバム『HOME』の収録曲を、頭から順にすべて演奏するというものでした。

 

『HOME』 CD
ディキシー・チックス(Dixie Chicks)
2002年8月27日発売
ソニー

 

とにかく1曲目の「Long Time Gone」から、グイグイきます。バックバンドと一体になって奏でる音は、アコースティックな編成にも関わらずとにかくパワフル。

ドラムが入っていないのに、ウッドベースのボンボンと響くうねるようなリズムと、ギターの弦を打つ歯切れよい音が、心地よいリズム感を作り出しています。

そして会場の盛り上がりがもうハンパじゃない!

カントリーというと年配の人が多い印象がありましたが、観客席には若い人が多く、ふつうのロックバンドのライブみたいです。

1曲目だけ、YouTubeの映像を引用しておきます:

 

 

1曲目だというのに、客席はほぼオール・スタンディング!(*o*)  しょっちゅう歓声が響いてます。

ライブはこの後、じっくり聴かせる系統の曲と、グルーヴィーな楽しい曲とを織り交ぜながら、怒涛のアンコールへと突き進んでいきます。

すっかりリラックスして、いかにも楽しそうなメンバーの演奏ぶり、妊娠をざっくばらんに報告したり、冗談を飛ばしたりする楽しいMC、そして一体感に包まれた会場の雰囲気のすばらしさ・・・!

すべてが楽しくて、心地よくて、一時期は夕食を食べながら毎日このDVDを見てました(笑)

例の「騒動」のニュースから、「ちょっととっつきにくいのでは・・・」という先入観を持っていましたが、映像から伝わってくる彼女たちの屈託のなさ、率直でオープンなたたずまいから、その先入観のことなどいつの間にか完全に忘れていました。

カントリーという言葉で敬遠せずに、ぜひ多くの人に聞いてみてほしいなと思うグループです。

 

ちなみに、彼女達はここ7年くらい新アルバムを出していません。早くまた楽しい新作を聴かせてほしいです。

 

 - 音楽