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職員のPCから広告収入(愛知県安城市)

昨夜泊まったホテルで、朝刊の無料サービスがありました。

日経、朝日、日刊スポーツ・・・といくつかの新聞から選べたんですが、名古屋に泊まっているのでせっかくだから中日新聞をもらいました。

ドラゴンズの選手の情報がでかでかと載っていたり、トヨタ自動車の業績が他の新聞よりデカデカと載っていたりして、同じように見える新聞でもやっぱり地方紙の色がハッキリ出てるんだなあと感じました。

 

さて、中日新聞には県内のニュースのコーナーが2ページあるんですが、そこにちょっと面白い記事が載っていました。

愛知県安城市が、各職員が毎日の仕事で使うパソコンに対して、電源を入れると企業広告が一定時間表示される仕組みを導入したというのです。

表示される時間は10秒間。先送りやキャンセルはできないような仕組みになっているとのことです。

この取り組みによって広告収入を得ることで、少しでも財源の足しにしようという努力なのです。

実は似たような仕組みは、愛知県内では既に豊橋市で導入されているそうです。県内では、という書き方をしていたので、他県も含めると導入済の市町村はもっと多いのだと思います。

最近は、国も地方公共団体も借金だらけですよね。不況や震災もあって国家公務員の給与は減らされていますし、少なくない都道府県で公務員や教職員の退職金が引き下げられています。

私の知り合いの地方公務員も、来年から給与水準が引き下げられることになって、「昇格したのに給与が変わらない」と嘆いていました^^;

民間企業も激しい競争の中で大変ですが、行政も大変です。

 

ちなみに、企業から入る広告収入はいくらかというと、1社につき1か月1万円。安城市でいまのところ広告掲載しているのは3社。

年間36万円の収入ですか・・・少ないといえば少ない額ですが、こうしたものの積み重ねが赤字や黒字になっていくわけですから、無視できないですね。

今どき、ギリギリのコスト意識でがんばっているのは、行政も同じなのですね。

安城市や豊橋市の取り組みはささやかなものかもしれません。

けれど現状を嘆くばかりでなく、できることをとにかく実施しようという意気込みと実行力は、やはりすばらしい。見習いたいものです。

 

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