ひょんなことから、大学時代に数学の授業で習った偏微分方程式を仕事で使う必要が出てきたため、本屋でそれに関する専門書を買ってきました。
私が大学生のころは、数学や物理の教科書といえば、まじめにガッチリと書かれた、いかにも学術書というおもむきの本ばかりだったように思います。
ですがここ10年くらいの間に、「これは大学受験の参考書か?」と思うような、親しみやすくてわかりやすそうな教科書が増えてきました。
私は性格的に、質実剛健な昔ながらの教科書のほうが好みです。
だけど、忙しい仕事と 家事と ブログ執筆(これは必須じゃないのだが。笑)の合間をぬって読むのには、「いま風」の親切丁寧でわかりやすい本がいいだろうと思って、選んだ本がこちらです:
『スバラシク実力がつく!
キャンパスゼミ・偏微分方程式』
著者: 馬場敬之、久池井茂
出版: マセマ出版社
初版: 2009年10月26日
この本は、数学や物理のテーマ別にたくさん出ているシリーズ中の1冊です。
見た目からして受験参考書っぽいですよね。
中身も「例題・回答」「例題・回答」・・・という感じで、問題演習重視のスタイルなのが受験っぽい。
式変形の過程もこれでもかと細かく書いてあって、自分で紙に書いて計算しなくてもスルリと読めてしまいます。
イラストはほとんど無いのですが、わかりやすいです。
しかも、帯にはAKB48の柏木由紀似の黒髪のかわいい女の子の写真付き(笑)
これは、入試の勉強スタイルに慣れた大学生にはうってつけの本でしょう (あと AKB好きの人 にも。笑)
ただ、わかりやすいけれども内容は落とさずに、高度なところまでキッチリ書いてあります。ちゃんと読めば、単位取得も大学院入試も楽勝なんじゃないでしょうか。本当によくでてきます。
典型的な問題を解けるようになることに目的を絞るのであれば、ベストの参考書と言ってもいいんじゃないかと思いました。