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電子書籍端末 『キンドル・ペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)』 を購入しました!

以前もブログに「欲しい!」と書いていた電子書籍リーダー、『キンドル・ペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)』を、ついに買ってしまいました!

130316_01(本体に別売の革製カバーをつけた状態の写真です)

 

一応、知らない方のために紹介しますと、これはオンライン書店のアマゾンが自ら発売している、電子書籍を読むための専用端末です。

ちょっと紛らわしい話なのですが、現在アマゾンが国内で販売している「キンドル」という名の製品には、実は2系統あって、キンドル・ファイアとキンドル・ペーパーホワイトという風に分かれています。

キンドル・ファイアは、ひと言でいえば「アマゾン版iPad」(こんな説明のされ方は、アマゾンにとって屈辱かもしれませんが。笑)です。

Webを見たり、音楽を聴いたり、アプリで遊んだり、写真や動画を入れて持ち運んだり、FacebookやTwitterで交流したりと、幅広い楽しみ方ができるタッチパネル式のタブレット端末です。

 

これに対してキンドル・ペーパーホワイトは、いわゆる電子書籍を読むために特化した端末です。

音楽や動画には対応しておらず、アプリのインストールなども不可。Webブラウザも付いていますがβ版ということでオマケ扱い。基本的には、文字を読むための端末です。

目的を絞っているだけに、文字を読む目的にはすごく適した仕様になっています。

まず、文字を読みやすい。

キンドル・ファイアやiPadなどのディスプレイは、基本的にノートパソコン等と同じ液晶で、明るい所では読みづらく、暗いところでは眼がチカチカして、文字を凝視すると意外と目が疲れやすかったりします。

キンドル・ペーパーホワイトは、E ink という技術を使った電子ペーパーで、液晶とは少し違った表示方法を取っています。さらに、ライトの付け方を工夫してあるそうで、明るいところでも暗いところでも読みやすく、紙の書籍に近い読書感を味わえます。

またタブレット端末の場合、バッテリーも意外に食うので、長時間いじり続けていると電力が1日持たないこともあります。

でもキンドル・ペーパーホワイトの場合は、ライトの消費電力もうまく抑えてあり、余計なプログラムを動作させないため、電気の持ちが比較的いいそうです。

私は今のところタブレットにはあまり興味がなく、電子書籍が読みたいだけなので、キンドル・ペーパーホワイトはまさにうってつけ。ということで、ガマンできずに衝動買いしてしまいました。

 

さて、上で書いた話はアマゾンさんの宣伝文句です^^。

実際使ってみて本当にいいかどうか、今後正直にレポートしていきたいと思いますが、とり急ぎ使い始めてみての感想を書きます。

まず、眼が意外と疲れるなあ、と(笑)

E ink は液晶に比べて眼にやさしいというのは、実際その通りだと思います。でも、これまでの紙の本に比べてしまうと、やっぱり眼が疲れます。ディスプレイの明るさの設定がまずいのかな?

あと、紙の本と比べるとやっぱり読書の感覚が少し違います。私なんかは、どうも本を読んでいるというより、Webを読んでいるという感覚がしてなりません。

しかも、電子ペーパー端末ではWebブラウザと同じように、文字の表示サイズをユーザーが自由に決められるため、ページという概念がありません。表示サイズによって、本全体が何画面に収まるかが変わります。

ページ番号がない代わりに、全体の何%読んだかという表示が画面の下に出てきますが、私はどうしても、本の厚みと残りページの厚みを目を確認して、「いまこのあたりか」と認識するような読書に慣れているので、キンドルだと どうも読書とは違う経験をしているような感じがしてならないです。

ただ、こういう問題点はすべて慣れの問題な気がします。しばらく使っているうち、何とも感じなくなるのかもしれませんけどね。

 

ケチばっか付けててもなんなので(笑) 良かったことも書きます。

やっぱり本の置き場所が必要ないこと! 既にかなりの本を購入してしまいましたが、それが6~7インチの端末ひとつに収まってしまいます。これは、本を保存するスペースに苦労している私にはとにかく嬉しいことです。

何十冊もの本のデータを1つの端末に入れられるので、仕事で出張するときなど、新幹線の中で「あれ読んで、これ読んで」というつまみ食い読書がやり放題。

それから、文字をドラッグするだけで気になる文章にマーカーをつけることができる点も良いです。後からマーカーの箇所だけ確認できるので、読書メモが指ひとつで簡単に作れます。

あと、文字の部分を長押しするだけで、辞書を引くことができること。特に、慣れない英語の本を読むときにはどうしても辞書を引く機会が増えるので、この機能は絶大な威力を発揮します。

 

最後に、日本語の本も読めること(笑) 以前、スマホにキンドルリーダーのアプリを入れてみたという話を書きましたが、あのときはなぜか洋書しか読めず、日本語の書籍がダメでした。それが普通に読める。

実は私にとっては、キンドル・ペーパーホワイトを買って一番嬉しかったことはコレかもしれません(笑)

 

最後に、キンドル・ペーパーホワイトで表示した字の雰囲気をご紹介。こんな感じです。

130316_02

著作権の問題があるので、一部だけ表示してますが、雰囲気、わかりますかね?

ちょっと液晶画面と違う雰囲気でしょう? まさに「ペーパーホワイト」という感じで、紙っぽいです。

ちなみにいま読んでるこの本は ピアニスト・中村紘子さんの『ピアニストという蛮族がいる』 というエッセイ。文春文庫で出ている本の、電子書籍版です。

この人は本当に文章がうまくて引き込まれてしまいます。本を読む喜びに、紙も端末も関係ないかもしれませんね~

 

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