クルマを持って1カ月ちょっと経ち、
「だいぶ運転にも慣れたな。これならもうどんな道でも大丈夫だろう。長年ペーパードライバーをやってて、運転に苦手意識があったけど、おれって意外と運転に向いてるんだな」
などと思い始めていた矢先に、やってしまいました、パンクを!
以下、素人の「あたふた体験談」です。
うちのアパートの駐車場から公道に出る途中に、かなり細いカーブがあります。
そのカーブのイン側(内側)に、10cmくらいの高さの生け垣があって、そこに後輪の外側をぶつけてしまいました。
「ガガッ!」
という音がしたので、「ん、こりゃやばいか?」 と思ってドアを開けて確認すると、後輪がシューシューいってるじゃありませんか。
せっかくのいい天気なので公園にでも出かけようと張り切っていたんですが、あわてて駐車スペースまで引き返しました。
今まではそのカーブを慎重に慎重を重ねて曲がっていたんですが、最近ちょっと油断するようになっていました。
今回カーブを曲がるとき、ちょっときわどいかなあと思いつつ、「まあ大丈夫だろ」とそのまま進んでしまったのが運の尽きでした。情けなや・・・
さて、パンクのときにどうしたらいいか、全く心構えができていなかったので困りました。
困ったときはとりあえずJAFに相談すればいいか、と思いましたが、うちでは入る入るといいながらまだJAFに入っていません。
そこで、自動車保険のロードサービスを使えないかと思って調べてみました。ただ、その場で修理ということはできなくて、提携の整備工場へレッカーしてもらって修理するということになるようでした。
ちょっと大ごとになりそうだったので、どうしようかと考えたあげく、近所の整備会社に電話で頼んで出張してもらい、とりあえず様子を見てもらうことにしました。
すぐ来てくれた整備会社の人が言うには、「中のホイールは大丈夫そうですが、ワイヤーが出ちゃってるんで、タイヤは交換が必要ですね」と。
ここで素人の私は、
「車にスペアタイヤが積んであるんで、それと付け替えてもらえばOKですよね」
と聞きました。
すると整備屋のお兄さん、
「スペアタイヤは本当に仮のものなので、薄く作られていて、長くは乗れないんですよ」
と言うじゃないですか。
そう、私はてっきり、スペアタイヤというのはいま実際車につけているタイヤと同じものを予備で用意してあるものなんだと思い込んでいました。
実は違うのですね(笑) スペアタイヤをきちんと見てみると、あらまあ、ほんとうにみすぼらしい感じ・・・(^^;
しかもゴムのところにちゃんと、「TEMPORARY USE ONLY (一時的な使用に限る)」 と書いてあるじゃないですか! そんなこととはまったく知りませんでした。
それじゃあその整備屋さんに、ミシュランのタイヤの在庫を使うか、取り寄せてもらうかして、付け替えるところまでお願いしよう・・・と思ったんですが、どうやらそれは無理なようです。
というのも、うちのタイヤはフランスのミシュラン製なのですが、その整備会社はブリヂストン系列なのでブリヂストンのタイヤしか扱えないのだそうです。
そうかぁ、結局世の中どの業界も、系列の縛りがあるわけですねぇ。
パンクしたタイヤは1個だけですが、そこだけ他社であるブリヂストンのものに変えるというのは、長期間乗ることを考えるとやはり良くないのだそうです。
整備屋さんは、「まあせっかく残り3輪、いいタイヤをはいてらっしゃるんで、私としてはミシュランのタイヤを入手されることをお勧めします」 と正直に教えてくれました。
そこで、タイヤは後でカー用品店かディーラーで取り寄せることにして、応急処置としてスペアタイヤを取りつけてもらいました。
さて、家からそう遠くない場所に、でっかいオートバックスのお店があるのを知っていたので、じゃあそこへ行ってみようということで、生まれて初めてカー用品専門店に足を運びました。
途中、「ゴロゴロゴロ・・・」と明らかに今までよりうるさい摩擦音がしたり、段差を上がるときに今までにない揺れを感じたりと、スペアタイヤの心もとなさを痛感させられました^^;
さすがはカー用品店、そのオートバックスには、ミシュランも含めてあらゆるタイヤを扱っていました。
店員さんもいかにも知識豊富そうで頼もしい感じ。車種を言っただけで、どんな車で、駆動輪がどっちで・・・という情報が瞬時にわかるようでした。こういうプロの仕事っぷりというのは、どの分野でも見ていてほれぼれ&尊敬させられます。
ただ、うちの車のタイヤは在庫がなくて、取り寄せになってしまうとのこと。そこでオートバックスさんには申し訳ないんですが、明日ディーラーにも問い合わせて、価格や諸条件を比較した上でどちらで買うかを決めることにしました。
こんな感じで、アタフタとパンク対応をさせられた週末でした。せっかくの公園遊びをおじゃんにしてしまい、奥さんと太郎には本当に申し訳ない・・・ ^^;
ただ、対人・対物の事故を起こす前に こういうトラブルを経験して、よかったかもしれません。
運転に関して天狗になりかけていた自分の勘違いを認識して、謙虚な気持ちになれましたし、タイヤのこととか整備のことなどに興味を持つきっかけにもなりましたから。
20000円近いであろう出費は痛いですが、良い授業料だと思い込むことにします (^^;