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今なお色あせない最強のラブコメ・・・『めぞん一刻』 by 高橋留美子

私が大好きなあの名作ラブコメマンガが、このたびkindleの電子書籍になりました。

そう、高橋留美子の『めぞん一刻』です!

 

私が大学生のころ、学校から割り当てられていた狭いサークルの部室(めちゃくちゃ汚かった。笑)には、いろんなマンガが転がっていました。その中に「めぞん一刻」がありました。

この作品が青年マンガ誌 ビッグコミックスピリッツに連載されていたのは1980年から1987年。つまり私が小学生のうちに連載が終わっていたわけですから、私が読んだのは連載からだいぶ経ってからということになります。

めぞん一刻はアニメやドラマにもなっていて、定期的にテレビで放送される「なつかしの名作アニメベスト100」みたいな番組では、必ずと言っていいほど取り上げられます。

私の中ではそういう印象が強くあったので、実際に読む前の「めぞん一刻」のイメージは 「もはや古典になった古いマンガ(=きっとおもしろくない)」という感じでした(笑。我ながらヒネクレたイメージだこと)

 

ところが実際に読んでみたら、これが面白過ぎました!^^

まんまとハマってしまい、自分で古本屋でコミックを買い集めてしまいました。

ふだんマンガなんて買わないのに、です。

 

 

有名な作品ではありますが、一応あらすじを説明しましょう。

物語の舞台は「一刻館」というおんぼろアパートです。

そこに住む浪人生の五代裕作は、変人揃いの住人たちに嫌気がさし、「ここじゃ勉強できん!」と一刻館を飛び出そうとします。

と、まさにその瞬間、一刻館に新しい管理人さんがやってきます。それまでのお年寄りの管理人さんとは違い、新しい管理人さんはなんと若い女性! しかも美人です。名前は音無響子

五代は音無さんにすっかりひと目惚れし、アパートを捨てる決意をあっさり撤回(笑)

そこから、五代が管理人さんに猛アプローチをかけていくわけですが、実は音無さんには秘密がありました。

彼女は、夫に先立たれた未亡人だったのです。

 

そんなわけで、音無しさんにゾッコンだけど、アプローチがことごとく空回りし、元夫の惣一郎さんの影におびえる、不器用な五代くん。

そして、亡き夫への愛情と貞節の気持ちを強く持ち続けながらも、次第に五代にひかれていく自分に戸惑う音無さん。

そこに、一刻館の個性豊かな住人たち、超イケメンで歯がよく光る(笑)テニスコーチの三鷹や、五代のガールフレンドのこずえなどがチャチャを入れ、ドタバタのコメディーが展開していきます。

五代と音無さんはあまりに不器用で、近寄っては離れての繰り返し。恋愛下手の私でさえ、「あー、どうしてそこで素直にならないか!」 などと読んでいてヤキモキすることしきりでした(笑)

でも、そうしたやりとりの全てが絶妙な笑いで彩られています。時代や人を選ばない、ストレートに「あはは」と笑える内容ばかり。まさに「ギャグ」というより「コメディー」という表現がピタリとくる作品です。

五代と音無しさんの周辺の人たちも、2人を邪魔したりしつつも、憎めない愛きょうを持った面々ばかり。読んでいて、ほほえましい笑いが何度も浮かんできてしまいます。

そして最後にはあまりに有名なあのシーン・・・!

こんなに、ドキドキさせてくれて、笑わせてくれて、最後に物語に感動的な結末をつけてくれる。ああ、なんて奇跡的な作品でしょーか!

私の中で「めぞん一刻」は、永遠のキング・オブ・ラブコメ! どんな年代の方にも、男女を問わず、心からおすすめしたい傑作です。

 

 

ちなみにkindleで最初のほうの巻を再読してみて、作者の高橋留美子さんが 男の性(さが)とかツボとかいったものを実によく心得ている ことに、改めて驚かされました。

五代の単純さ、おバカな一途さ、エロい妄想のくだりとか(笑)、女性でありながら男性の生態や心理を、本当にうまいこと描いてるなあと思いました。

音無しさんのキャラクターも、ちょっと天然でドジ、でも一途で気が強いところがあるというあたりが、まさに大部分の男性が好みそうな感じで、うまいな~と思います。私にとっても、音無しさんはストライクゾーンど真ん中という感じです!^^ (あんまり絶賛すると奥さんに怒られそうだ。笑)

高橋さんが もっぱら少年誌や青年誌を舞台として ヒット作を出し続けているのは、そんな男心をとらえる才能があるからこそなんだろうな、と思います。

 

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