昨日の土曜日なのですが、東京の府中市にある郷土の森博物館という場所に遊びに行ってきました。
「博物館」という名前を見ると、美術品や工芸品が展示してある屋内施設じゃないかと思ってしまいますよね?
でもここは、実は広々とした公園なんですね。
なぜ博物館という名前なのかというと、広い公園の中に、明治・大正の古い建物が復元・展示されていたり、伝統的な自然体験や遊びができるコーナーがあったりするからなんですね。
公園のパンフレットにも、「フィールドミュージアム」というキャッチフレーズみたいな言葉が書かれています。
さらに入口のそばには、地元の歴史や文化を展示した博物館やプラネタリウムもあります。だから、「博物館」なんですね。
ところで、たびたびブログに書いていますが、私は大学生の頃、小学生の子どもたちと週末に公園に出かけて行って一緒に遊んだりするサークルに所属していました。
そのとき、子どもたちを連れてこの郷土の森に来たことがあって、細かいことは覚えてないんですが、すごく楽しかった記憶があるんですね。
だから今回、私の住む横浜からは多少距離があるんですが、十何年かぶりに車で遊びに行ってきたのでした。
公園前の駐車場は広々としていて、なおかつ無料。嬉しいですね。
行ってみて驚いたのが、シニアスタッフの方が大勢いたこと。
空いているのに、5、6人くらいの方がよってたかって交通整理をしてくれたので、ちょっと恐縮しました^^
ここは市の施設なので、地域住民のふれあいや、シニアの方の雇用のために、積極的に採用しているんでしょうね。
駐車場のそばには、地域の物産コーナーのような建物があります。
普通のコンビニのような売店のほかに、地元で取れた野菜の販売コーナーもあります。
さらに、地元野菜を使った軽食が楽しめる食堂「古都見(ことみ)カフェ」もあります。
着いたときにはもうお昼時だったので、最初にここで腹ごしらえすることにしましたが、これが安くてしかもおいしい!
この地元のお肉(多分)を使ったハンバーグプレート、けっこうおしゃれな盛り付けで、味も良くて、600円です。
広い芝生の前のオープンテラス席でごはんを食べて、すっかりいい気分になりました。
郷土の森博物館は、入場料がかかります。大人200円、子ども100円なので、駐車場がタダなのを考えれば安いもんです。
入場門を入ると右手にプラネタリウムの建物がありますが、さらに進むと前方に芝生広場があって、まわりに古い建物が並んでいる様子が見えてきます。
こちらは1888(明治21)年に建てられた蔵造りの商店。中にも入れます。
1921(大正10)年に完成した、旧府中町役場。いかにも西洋の影響を受けた大正の建築という感じですね。
こちらは明治天皇が兎狩りに訪れたときに宿泊したといわれる御屋敷の復元です。ほんとに大きくて立派な日本家屋でした~
うちの太郎@2歳には、こういうのは退屈かなあと思いましたが、それなりに興味深そうにキョロキョロしてました。
夏休みに行って来た、長野の親戚の古い家を想い出していたのかもしれません^^
さて、建物のそばの道を奥へ向かって てくてくと歩いていると、突然太郎が「あ!」と前方を指差しました。
何かと思ったら、
ソフトクリームでした(笑)
太郎にはあまり積極的に甘いものをあげたくないんですが、太郎は「あいすくりーむ! あいすくりーむ!」と大騒ぎ。
ちょうど三叉路(さんさろ)になっている部分で、園内の案内図もある場所なんですが、そういう目立つ場所に子どもの目を引くこういうオブジェを置くとは、公園の人もズルいですね(笑)
後で売店で食べさせてあげるから、と説得して、先へ進みます。
この公園は、明治・大正の建物が集まる入口近くだけでなく、奥のほうにもいろいろ見どころがあります。
川沿いを歩いていくと、滝がありました!
もちろん人工のもので、近づくと塩素の匂いがしますが(笑)、水量がけっこうすごくてドーーッという音がします。
滝が初めての太郎にもっとよく見せてあげようと、抱っこして近寄ろうとしましたが、案の定、泣いて嫌がりました・・・
こちらは水車小屋です。
意外と少量の水でちゃんとまわってるのに感心。昔の人の知恵ってすごいっスね。
何故かティラノサウルス出現!
明治・大正の世界を楽しんでたのに、昔にさかのぼり過ぎです(笑)
公園の一番奥には、梅林があります。
いまはもちろんシーズンではないんですが、セミ、小鳥、とんぼ、毛虫などの昆虫・動物が次々に出てきたり、どんぐりが落ちていたりして、散歩しているだけで意外なほど楽しめました。
ジャンボサイズのショウジョウバッタもいました。
太郎が「見る!」と言うので取ってあげましたが、やっぱり怖かったようで、思いっきり後ずさってます(笑)
何でも興味を持つんですが、いざ体験するとちょっと恐がっちゃうというのは、いつもの太郎のパターンなんですよね。強くなれ、太郎!^^
というわけで、一回で収まらなくなってしまったので、続きは次回にまわします。