突然ですが、私と奥さんは、太郎@2歳と話すときには基本的にお互いのことを「おとうさん」「おかあさん」と呼ぶようにしています。
「ほら、おかあさんにこれ渡してきて」とか、「おとうさんとお風呂入る?」とか、そういう感じですね。
でも、私と奥さんとで直接呼び合うときは、結婚前から使っている呼び方を、そのままずっと使ってます。
たとえば奥さんが「ともこ」だったとすると(あくまで例えばです^^)、「とも」と呼ぶ、みたいな雰囲気です。
そのせいで最近、たまにではありますが、太郎が私や奥さんのことを、夫婦間での呼び名で呼ぶようになってしまったんです。
たとえば、奥さんを「とも」と呼んだり、私のことを「ネ~リ~~」と呼んだりするわけです(笑)
太郎、ちょっと待った!
「とも」「ネリ」 じゃなくて 「おとうさん」「おかあさん」でしょう?
基本的に古い人間の私は、宮崎駿の『崖の上のポニョ』で、男の子のソウスケが母親のことを「リサ」と呼び捨てしているのを聞いて「ムムッ!?」と違和感を感じまくりでした。
「いまの母子はこんな感じなのか?」「ソウスケの家庭環境は複雑で、実はリサは母親じゃなく義理の姉とかではないか?」と余計な想像をめぐらせたりもしました(笑)
そんな私ですから、「とも」や「ネリ」はちょっと受け容れがたい。
目の前で両親が呼び合っているのを、子どもが普通にマネしたくなるのは、仕方ないことだとは思います。
それにもう少し成長すれば、自然と立場によって違う呼び方をするということを覚えていくとも思います。
それでも太郎に「ネ~リ~~」と呼ばれるたびに、「おいおい~」と思ってしまう私です。
呼び名といえばもう1つ困る話があります。
最近太郎は、世の中に「おまわりさん」という人がいることを覚えたようです。
しかし、若干まずい覚え方をしている。
私が
「太郎、パトカーに乗ってる人はだ~れ?」
というクイズを出したり、街中で警官を指差して、
「ほら、あの人はだ~れ?」
ときくと、太郎はいつもこう答えます。
「おまわり~!」
ちょっ~と待ったー!
私と奥さんはいつも「おまわりさん」と教えているのに、なぜそこで「さん」を取ってしまうか、キミは??
ほんとに何度きいても、「おまわりさん」と言い聞かせても、「おまわり」と答えちゃうんですよ。
いったい誰に教わったのでしょう。 保育園で元ヤン先生に教わってるのでしょうか?(^^;
これについて、私たち夫婦は、こう推測しました。
頭の良い(余計な枕詞)太郎は、既に名前に「さん」をつけると丁寧になるが、付けなくても言葉として成立するということを知っている。
たとえば、「ぞうさん」と言うと丁寧でよろしいが、「ぞう」でも構わない。
そんなわけで、わざと「さん」を取っているのだ。
・・・我ながら苦しい解釈です(笑)
ともかくそんな親の戸惑いを知ってか知らずか、今日もパトカーのおもちゃで遊びながら陽気に「おまわり~」と言っている太郎なのでした。