新米パパの小さな発見手帳

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疾走感がかっこ良過ぎるアイリッシュバンド、待望の新譜・・・『ウィズ・RTE・オーケストラ』 by ルナサ

      2013/11/16

アイルランドの伝統音楽が好きな私ですが、その中でも一番のお気に入りのバンドが、ルナサ(Lunasa)という5人組のアコースティック・インストバンドです。

大学4年のときに彼らを知ったときは、そのあまりのかっこよさにシビれて、毎日CDを聴きまくりました。

なにせ、私の携帯電話のメルアドにルナサの名前を入れているくらいだから、相当なもんでしょう? ^^

ルナサに出会わなかったら、アイリッシュ音楽やヴァイオリンを習ったりすることはきっと無かったと思います。

なんていろいろ書いとりますが、きっとルナサを知らない人も多いと思うので、さっそく彼らの一番の人気曲(多分)、『Morning Nightcap』 の映像をどうぞ。

 

 

伝統音楽というと、退屈なイメージを持つ人もいると思いますが、ルナサは疾走感あふれるアレンジで、息のピッタリあったスリリングな演奏が持ち味。とにかくカッコイイんですよ~。ジャズやロックに通じる快感を味わわせてくれます。

<メンバー>
ショーン・スミス: フィドル(ヴァイオリン)
ケヴィン・クロフォード: ホイッスル(小型の金属製の縦笛)、フルート
キリアン・ヴァレリー: イーリアン・パイプ(アイルランドのバグパイプ)、ホイッスル
ギター: エド・ボイド(現在のメンバー)
トレヴァー・ハッチンソン: ベース

 

この 『Morning Nightcap』 では、冒頭でまずキリアンのイーリアン・パイプ(バグパイプ)の音が低~~く響き渡ります。ドローンっていう、バグパイプ特有の音の出し方です。

やがて、暗く長いのトンネルの向こうから光がサッとさしこんでくるかのように、鮮やかで爽やかなギターが切れ込んできます!

そしてリーダーのショーンが弾くフィドル(ヴァイオリン)が、草原をかけるような軽やかなメロディーを奏でていく・・・この冒頭がもう最高! 何度聴いても、胸の中に爽やかな風がサーッと吹きこんでくるような、心地よい感覚に包まれます。

キーが変わっての2曲目では、ケヴィンが吹くホイッスルが全面に出て軽やかに踊りまくります。フィドルはここで裏にまわって、時にリズムを刻み、時にハーモニーを演出するなど、絶妙のバッキングを見せます。

そしてフィドル+ホイッスル+イーリアン・パイプの三つどもえで、祝祭感あふれるラストの盛り上がりに突入していきます。いやあ、かっこいいです!

 

そんなルナサの通産8枚目になる最新アルバムが、つい先日リリースされました!(国内盤。海外盤はだいぶ前に出てました)

 

『ウィズ RTE オーケストラ』
ルナサ(Lunasa)
ミュージックプラント
2013年11月10日

 

実は今回のアルバムは、RTEオーケストラというアイルランドのオケとのコラボ盤なんです。彼らのこれまでのアルバム収録曲から選んだ9曲を、オケをバックに新しいアレンジで録り直したのが今作です。

「次のアルバムがオケとの共演だ」ということを聞いたとき、私の胸にとある言葉が浮かびました。

それはずばり、

 

不安

 

でした(笑)

というのも、ルナサはメンバー5人による息のあったタイトな演奏が魅力なんです。

これまでのアルバムでは、ゲストと共演することがほとんど無く、基本的に5人だけで緻密なアンサンブルを追求してきました。そこにオケの音が入ることで、輪郭のぼやけた緊張感のない音になってしまうんじゃないか。

しかも彼らの持ち味のグルーヴ、疾走感が、オケのせいで損なわれて、「のろのろ」「もっさり」してしまうんじゃないか。私がいままで聴いたオケとロックバンドの共演で「いいな」と思ったことって、あんまり無いんですよね~(^^; オケとバンドは互いの持ち味を消し合っちゃうように思えたんです。

 

そんな不安を感じながら聴いたこのアルバムですが、思ったよりもオケが控えめで、ルナサ特有の疾走感は保たれてるように感じました。

とはいえ、ルナサマニアの私に言わせれば(笑)、曲によってオケとのコンビネーションがうまくいっている場合とそうじゃない場合があるように感じられました。

私のめちゃくちゃ大好きな 5曲目『Morning Nightcap』 や、3曲目『Spoil the Dance』 は、金管のアレンジにちょっと違和感があって、オケが変に目立ってる印象を受けました。

一方で、1曲目 『Casu』なんかは「これ以外にない!」というような素晴らしいアレンジ! オケもでしゃばり過ぎず、バンドの魅力を十二分に引き立ててます。

今作は最近のアルバムの中でも特に録音が良くて、メンバーの楽器の音が生々しく響いてくるのが嬉しいです。

そしてライブでもおなじみ、メロディー担当の3人が揃ってロウ・ホイッスル(長い金属製のたて笛)に持ち替えて奏でる8曲目『The Last Pint』なんかも、言葉に尽くせない美しさ! ため息がこぼれました・・・

・・・マニアとして言いたいことはまだまだあるのですが、このへんにしときます(笑)

なんだかんだ言って、今回のアルバムはよかったです。最近あまりルナサを聴いてなかったけど、「やっぱりこいつらは最高やなあ」と再確認しました。

 

最後に

今回のアルバム自体はスタジオ録音ですが、実はそれに先だってルナサとRTEオケの共演によるコンサートが開催されたそうです。

その公式映像がYou Tubeで公開されています。時間のある方はぜひこちらもどうぞ!

先ほどオケとの相性抜群と書いた 『Casu』 は4分めくらいから、『The Last Pint』 は9分めくらいからです。

 

 

※ルナサは12月に、6度目か7度目になる来日公演を行います。詳しい情報はこちら: プランクトン

私も久々に見に行こうかな~?

 

 - アイリッシュ, 音楽