音楽

温かな幸福感に包まれて・・・ 『クリスマス・アルバム』 by マンハッタン・トランスファー

クリスマスの名曲を歌った『クリスマス・アルバム』って、本当にたくさん出ていますよね。

アメリカのポップ・シンガーは全員 「音楽業界でひと旗あげたら、いつかは必ずクリスマス・アルバムを作るぞ!」と思ってるんじゃないか?(笑) そう感じちゃうほどたくさんの作品が出ています。

同じ曲をいろんなアーティストのバージョンで聴き比べてお気に入りを探す、なんていうのも、クリスマス・アルバムの1つの楽しみ方と言えるんじゃないでしょうか?

私はポップでキラキラした曲が好きなので、これまで30枚以上はアーティスト名義の(コンピレーションじゃない)クリスマスアルバムを聴いてきましたが、その中でも1,2を争うお気に入りのアルバムを紹介します。

アメリカのジャズ・コーラス・グループ、マンハッタン・トランスファー 『クリスマス・アルバム』 です。

 

※以下のリンクは輸入盤です

『クリスマス・アルバム』 (The Christmas Album)
by マンハッタン・トランスファー (The Manhattan Transfer)

 

何回も来日していて、日本でもすっかりおなじみの「マントラ」ことマンハッタン・トランスファーは、1972年結成の4人組です。

ユーモア感覚に彩られた、スウィンギーなコーラスワークが、彼らの大きな魅力だと思います。

1992年にリリースされたこのアルバムでも、時にはずむように楽しく、時にしっとりとやさしく、クリスマスの名曲を素敵はハーモニーで聴かせてくれます。

そして、アルバム全体がなんともいえない温かくてアットホームな雰囲気に包まれているのが良いんですよ!

 

まず1曲目の「Snowfall」からグッときます。

美しいアカペラで始まり、ストリングスの音色に乗ってスローテンポでゆったりスウィングするこの曲を聴いただけで、気分はすっかりクリスマス!

3曲目 「Santa Claus Is Comin to Town」(サンタがまちにやって来た) は、「これぞマントラ!」 といいたくなる、スウィンギーで最高に楽しい一曲!

そしてこのアルバムの個人的ベストは、少年合唱団と一緒に歌う5曲目 「Silent Night, Holy Night」 (きよしこの夜)です。

元曲が持っている讃美歌のように厳粛な美しさをそのままに、あたたかでキラキラしたクリスマスのわくわく感をプラスした、最高のアレンジになっています。これ1曲のためにアルバムを買っても惜しくないくらいです^^

 

アット・ホームなクリスマスパーティーのBGMにも最高なこの作品。

家で彼女・彼と2人でしっとりとクリスマスを過ごすときの、ちょっといい感じのBGMとしてもピッタリかと思います^^

声を大にしておすすめしたい、素敵な一枚です。

最後にこのアルバムから一曲を・・・「A Christmas Love Song」

 

 

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クリスマスの心あたたまる名曲 『Driving Home for Christmas』 by クリス・レア(Chris Rea)

 

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