子育て

太郎(3歳)と次郎(0歳)の微妙な関係

これまで実家にずっとお世話になっていた奥さんと太郎・次郎が、先週末に私の住むアパートに戻ってきました。

これまで悠々自適の独り暮らしを満喫(って言ったら怒られるけど。笑)していた私ですが、2人の子どもの泣き声がこだまする嵐のような生活に放り込まれて、四苦八苦しているところです。

一番つらいのは、やっぱり睡眠不足になることですね~。うまれて1か月半の次郎は2~3時間おきに起きておっぱいをせがむので、夜はぐっすると眠れません。これは太郎のときに経験済みなんで覚悟はしてましたが、やっぱキツい!

しかも、俗に「たそがれ泣き」っていうやつで、夜の次郎はどうにも機嫌が悪くてずーっとグズっている。寝る時間になっても、うまく寝てくれない。で、次郎が寝ないと、太郎も寝ない(笑) 

おかげで寝不足がたまった今日は、朝の通勤電車で一駅寝過ごしたり、会社でウトウトしたりしちゃいました(←典型的ダメリーマン)

ああ、はやく4か月くらいになってくれないかなぁ~

 

さて、太郎はまだ3歳なので、人間関係への関心や配慮といったものがまだあまり無いようです。そのため、次郎とどういう関係を結ぶべきか、戸惑っている様子が見受けられます。

 

次郎が生まれた日の話です。

次郎は、1か月半くらい前のある朝に生まれました。その日の夕方、長男の太郎はさっそくおばあちゃんに連れられて、産婦人科へお母さんのお見舞いに出かけました。

太郎たちが奥さんの部屋に入ると、生まれたての赤ちゃんが早くも移動式のベッドに乗せられて、奥さんの入院する部屋に来ていました。

太郎は、部屋に入った瞬間からなにやらムッとした表情で、奥さんに「弟が生まれたんだよ~、ほら、かわいいでしょ?」と言われても、怒ったような顔で次郎を遠巻きに見ていました。

やがて、黙って奥さんのそばにツカツカと寄っていくと、そっぽを向いて一言。
「たろちゃん、壁見てるんだからね!!!(怒)」

神経の細かい太郎らしい反応ではあるんですが、「兄と弟の感動の初対面」を期待していた奥さんとおばあちゃんは思わず苦笑・・・

通りがかりの助産師さんも「あらあらあら・・・なんか切なくなっちゃうわねえ」と困惑げな笑いを浮かべてました(^^;

自分の家族に突然割って入ってきた謎のエイリアンを見て、心の中で警報が鳴りまくっていたんでしょうね。

奥さんは、太郎のおひざに次郎を載せて「ほら、弟だよ~」と抱っこさせてあげたかったのですが、この日の太郎は次郎に触れようともしてくれませんでした。

そして翌2日目。

太郎はようやく次郎のおててをツンツンしてくれました。

そして入院最後の3日目。

やっとおひざで抱っこをしてくれました。

次郎との触れ合い1つとっても、おっかなびっくりに、ステップ・バイ・ステップ。実に慎重な太郎らしいです。

 

次郎と暮らし始めて1か月半になる今でも、太郎は次郎との距離感をいまいち取りかねているようです。

たとえば太郎は、次郎のことを名前で呼ばずに「赤ちゃん」という一般名詞で呼ぶんです。「これ、赤ちゃんのお洋服?」「赤ちゃん、ミルク飲みたいの?」みたいな感じで、なんだかとっても よそよそしい

さらに「赤ちゃんまだうちにいるの?」とか言ったりもします(笑) これからずっと一緒にいるんだと、頭ではわかっているはずなんですけどねぇ。

また、次郎に対抗してお母さんに甘えようとすることもしょっちゅうで、苦労してます。

やめるように言ってもベビーベッドによじのぼろうとしたり、次郎を寝かせるためにソファーの上にタオルを敷くとすかさずその上に転がって邪魔をしたり、次郎のすぐ横でぴょんぴょん飛び跳ねたり。お母さんの関心を引きたくてしょうがないんでしょうね。

そして、お母さんが次郎におっぱいをあげたり、抱っこして寝かしつけようとしているときを見計らうかのように、抱っこをせがんだり、お父さんにおむつなどの世話をされるのを断固拒否して「お母さんがいい~!」と泣いたり・・・。

次郎のお世話そのものよりも、太郎をケアすることのほうが大変な場合も多いです。

「甘えたい気持ちが抑えきれない!」という様子は、見ていてとても愛しいんですが、疲れてるときに聞き分けのないことをされると正直いかなりイラッとします(苦笑)

太郎が兄としての器量を見せてくれる日は、まだまだ遠い・・・

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