新米パパの小さな発見手帳

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静かにかみしめるようなクリスマス、ここにあり:
『スヌーピーのクリスマス(A Charlie Brown Christmas)』

      2014/12/19

この時期、「飲み会だ!」「イルミネーションだ!」「もうすぐクリスマスだ!」と、ハイな気分でなにかと落ち着かない人も多いでしょうね。

その一方で、クリスマスの商業主義的な雰囲気や、「恋人と過ごさなきゃ」という風潮にウンザリしている人も、結構いるんじゃないでしょうか。

そんな方にもおすすめしたい、しっとりした雰囲気でクリスマスを味わえるアルバムを紹介します。

すごく有名な作品ですけど、『スヌーピーのクリスマス』です。

 

 

『スヌーピーのクリスマス(A Charlie Brown Christmas)』 (CD)
ヴィンス・ガラルディ・トリオ(Vince Guaraldi Tril)
1965年リリース(のちにリマスター再販)
ユニバーサル・ミュージック・クラシック

 

 

この作品は、あのスヌーピーやチャーリー・ブラウンで有名な「ピーナッツ」の特番として、1965年に米CBSテレビで放送されたアニメのサウンドトラックです。

原題は「チャーリー・ブラウンのクリスマス」なのに、日本ではスヌーピーにタイトルを奪われてしまってます(笑)

 

アニメの舞台は雪がしんしんと降る冬の街。

楽しそうな仲間たちの中で、チャーリーだけがなんだかうかない表情をしています。

「なんでこんなに気が乗らないんだろう」

「みんな騒ぐけど、クリスマスって一体なんなんだろう?」

チャーリーは内省的だった作者のシュルツの分身だけあって、無条件に大騒ぎする風潮にどうも乗れないようです。

そんなチャーリーが、友だちと一緒にクリスマスの劇の準備をする中で何かに気づいていく、という内容です。

物語の全体に、静かでほっこりとした、それでいて少しものさびしい雰囲気が満ちていて、クリスマス本来の(?)聖らかで内省的な一面が表現されています。

キリスト教の要素が含まれていたりするので、人によってはストーリーや結末がいまいちしっくりこないかもしれません。

でも全編に漂うこの温かくて静かな雰囲気はとっても魅力的で、ただぼーっと観ているだけでも心が落ち着いてきます。一人の夜にそっと観たくなるような作品です。

 

 

『スヌーピーのメリークリスマス・特別版』(DVD)
監督: ビル・メレンデス
2008年10月リリース
ワーナー・ホーム・ビデオ

 

このアニメの魅力を何倍にも増しているのが、ピアノのヴィンス・ガラルディ率いるジャズ・トリオのすばらしい演奏なんですね。

クリスマスソングのジャズ・アレンジを中心に、そっと聞き手に寄りそうような演奏を聴かせてくれます。

高度な演奏技術を見せびらかすこともなく、過度に幻想的な雰囲気を演出するわけでもない。その自然体な演奏ぶりが、アニメの映像にピタリとはまっています。

録音も、60年代らしくクリア過ぎないがゆえに温かみのある音質で素晴らしい!

雪にうもれた街の静謐(せいひつ)な空気の中で、自分や友人と向き合うチャーリーの姿が、目の前に浮かんでくるかのようです。

映像とあわせて聴くとより楽しめますが、単純に音楽だけ聴いても最高です。

 

クリスマスの大騒ぎに乗れない方、こんな作品でクリスマスの別の雰囲気を味わってみても良いかもしれませんよ。

 

 


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