12月に入ってやたらと外出が多くてバタバタしてる私ですが、昨晩は大阪の伊丹のホテルに泊まりました。
伊丹に泊まるのはこれが初めてでした。伊丹に空港があるということは前から知ってましたが、まさか駅からわずか2~3kmのところにあるとは、今回調べてみるまで知りませんでした。
ランニングが趣味の私は、泊りの出張があるときは必ずシューズを持って行っていきます。それで朝早く(5時とか6時)起きてホテルのまわりを走るのが、泊まり出張のひそかな楽しみになってるんです。
今回、伊丹空港が駅近くのホテルからわずか数kmとわかったので、「これは行ってみなくてはなるまい!」ということで、まだ外が真っ暗な5時半に置きだして伊丹空港まで走ってみることにしました。
空港とはいっても広いのでどこをめざそうかと迷ったんですが、「せっかくだからまわりを一周しちゃおう!」ということで(笑)、まだまだ暗いなか携帯の地図を頼りにして、空港のすぐ外周をまわる暗い道をせっせと走っていきました。
すると突然、おもしろい場所にいきあたりました。
奥に見えるのが滑走路。まっすぐ一直線のアスファルトが、目の前のフェンスのすぐ向こうまで続いているんです。
つまりどういうことか。
飛行機がこのすぐ真上を飛んで行くかもしれないということです!
これはすごい! ほとんど下調べをしなかったので、まさかこんなナイスな場所があるとはまったく知りませんでした。この場所に偶然行きついたとは、なんてラッキーなんでしょう。
ということで、「何時から飛行機が飛ぶのかな」とおもって携帯で調べてみてわかりました。
ここ 大阪府豊中市(伊丹市ではないんですね)の千里川土手は、飛行機マニアの間ではやはり相当に有名な観察スポットだったんですね。
調べると、ここで撮った写真をアップしたブログが出るわ出るわ・・・。まあそりゃそうですよね、こんな近くで飛行機が見られるんですもん。みなさんが見逃すわけないですよね。
公園でも何でもない土手なので、こんなところに人が集まったら近くの工場や畑の人はさぞかし迷惑がるだろうなと一瞬思いましたが、調べてみたら豊中市の公式サイトでも場所が案内されてました(笑)
このとき時刻はまだ6時半でしたが、「せっかくここまで来たんだし、自分もSNS映え(流行語使ってみた。笑)する写真を撮りたい!」という想いが押さえきれなくなりました。
そこで今度は伊丹空港のサイトを調べると、始発の便は7時ちょうどに出発とのこと。そこで寒い中その辺の道をあてもなく走ったり、近くのコンビニに寄ったりして時間をつぶしました。
さあ7時になりました。よし、写真撮るぞ! と意気込んで再び千里川土手に向かいました。
さすがに朝早いためか 明らかに飛行機を見にきた風情なのは私だけで、あとは地元の人が散歩しているだけという状況です。
楽しみに飛行機の離陸を待っていたところ、何か様子がおかしい。
・・・飛行機が反対側へ飛んでいくじゃないか・・・
そう、飛行機が自分のほうへ向かってくるかたちで進んできて 頭上を飛び越えていくと勝手に思い込んでたんですが、実際は滑走路の奥のほうへ向かって加速して飛び立っていくのでした。
調べてみると、空港の滑走路のどちら側から飛び立つかは風向きで決まることが多いそうで、一般に風に向かっていくほうが飛び上がりやすいのでそうするのだとか。伊丹空港では、北側の山から南側へむけて風が吹くことが多く、飛行機は北へ向けて離陸することが多いのだそうです。
私がいた千里川は滑走路の南端。なので、離陸する飛行機より着陸する飛行機のほうがやってくる可能性が高いということになります。
伊丹空港はかなり発着が多い空港なので、7時からの20分間くらいで5、6便が飛びだっていくのですが、すべて私から遠ざかる向きに飛んで行ってしまいました。
もうしばらく待っていると、着陸する便がやってくるはずで、それは間近で見られる可能性があったと思うんですが、私は一応仕事で来てるんで(笑) ここでタイムリミットが来てしまいました。寒い中1時間くらいまったのに、ここでギブアップです・・・。
自分の中でかなり盛り上がってしまっただけに、かなりガッカリしながら走ってホテルに帰着・・。おまけになぜか携帯の調子が悪くなって電池の残量が急低下し、ダブルでガッカリさせられました(^^;
いつか必ずリベンジしに戻って来たいと思います (仕事しろ!)