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SNSはやっぱり「交流」が命~【書籍】SNSの超プロが教える ソーシャルメディア文章術~

ブログやSNSを最近始めたという人は多いと思いますが、どう使っていいか、何を書いたらいいか、迷っていないでしょうか。

そういう私自身も、Facebook も Twitter もアカウントは持っているけどほぼ何も発信していない状態です。まさにとりあえず作っただけ。

ブログだって「ソーシャルメディア」の1つだと思いますが、4月に始めたものの、いまひとつ何を書いていいのかわからない。というか、方向性が絞れていない(笑)

結果として、アクセス数もまったく増えない状態が続いてます。

1日に自分以外に1人しか見ていないこともざらで、

2人に見るてもらえるとドキッ

3人見てるともう大興奮、その夜眠れません!

ブログはアクセスが全てでは全然ないんですが、やっぱりそれなりの人に読んでもらって、コメントとかもらえたほうが楽しいだろうなーと思います。すごく。

そんなわけで、SNSやブログをもっと楽しみたいなあ、と思っているときにふと目にとまった本がコレです:

 

樺沢紫苑・著
「SNSの超プロが教える ソーシャルメディア文章術」
サンマーク出版

 

この著者の方は現役の精神科医の方で、TwitterやFacebookでも多くのフォロワーを持つITギーク(マニア)でもあります。

メルマガや著書も多数出している超人です。私も彼の著書は本屋で見たことはありましたが、実際に読むのは初めてです。

この本に書かれているのは、文章の内容や文体についての細かなテクニックというよりは、むしろ「そもそもどういう内容の文章を、どういうタイミングで書くべきか、それは何のためか」という基本的なマインドや考え方です。

そういう内容の本って、意外とありそうでなかったんですよね。Facebookの操作法はわかっても、使いこなし方や注意点に焦点をあてた本が少ない。だから、それが書いてあるのは新鮮で、参考になりました。

 

中でも特に印象に残ったのことは、SNSは「交流」をしてこそ威力を発揮するという大原則です。当り前かもしれませんけどね。

ソーシャルメディア(ブログ、SNSなど)の魅力は、思わぬ人に見られ、拡がり、新しい出会いと交流を生むことであって、個人のブランドを育てる絶好の手段です。

だから、ソーシャルメディアでは文章の質よりも「伝わる」ということや、読者の「共感を得る」ことのほうが何倍も重要だと樺沢氏は指摘します。

だから情報をひたすら発信するより、、自分のキャラクターを出したり、他人に積極的にフォローやコメントを送るなど「交流」アクションがSNSで成功する秘訣だそうです。

考えて練った文章を書くのもありですが、「とりあえず書く」というスタンスでまず発信して交流を前に進めるほうがいいという話を読んで、「なるほど、もう少し気楽にやってみていいんだな」と感じました。

また、私のまわりでも聞くんですが、Facebookなどで上司にフォローされて困るという話をよく耳にします。これにつて樺沢氏は、そういう相手を限定した使い方は本来のSNSの意義から考えて間違っているとバッサリ言っています。確かに一理ありますね。私は、いざ上司から友達申請が来たら「うーん」と思ってしまいそうですけど。

 

ところで、ブログやFacebookの個人ページは、一見個人的な空間であるかのような装いをしていたりしますよね。だからついつい乱暴な表現や秘密までも、書きたくなってしまいがちです。

ですがSNSは、実際は誰にでも見られる可能性があると考えるべきで、現実に大勢の前で言えない・言うべきでないようなことをソーシャルメディアに書くのは不適切だと、著者は言います(Twitterで芸能人のお忍び来店をツイートするとか)

「1000人の人の前で発言できる内容かどうかを考えて書け」というアドバイスは、投稿する内容がOKか判断するための、とてもよい指針になると思います。

 

ほかにも、面白い指摘があちらこちらに見つかります。

「共通話題」をベースに「オリジナリティ」を付け加える、というのが幅広い共感を得るポイント

漠然と大勢に書くより、特定の具体的な個人に向けて書いた記事のほうが、かえって大勢の共感を得られる

書くネタは無理に探しにいくものでなく、面白いと自分が感じたものをすかさずキャッチするイメージが正解。自分が面白いと共感できる内容こそ、他人の共感を集められる。

 

何かの正解が即わかるような本ではありませんが(そんな本は無いでしょうけど)、ブログやSNSを積極的に楽しむヒントがいっぱいつまったオススメの一冊でございます。

 

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