またもや泊まりがけの出張でホテルにいます。
今日、初めての体験を1つしました。
それは ルームサービスで夕食を頼む ということです。
なんだ、そんなことか、って感じですけどね(笑)
今回の宿泊プランが朝食・夕食付きのものだったので、部屋から1000円相当の夕食を注文して届けてもらったんです。
そこらのお店に比べると割高感はありますが、部屋で食べられるというのはいいものですね。
さて、私の会社はちょっと前まで、宿泊費がいくらかかったかに関係なく、一泊あたり一定額が支給される仕組みになっていました。
つまり
安いホテルに泊まれば、あまった部分が儲けになる、ということです。
だからこれまでは、割高なホテルの食事などいらないからとにかく安いところへ泊まろう、というのが私の宿選びの基本方針だったわけです。
うちの会社の出張が多い営業さんの中には、カプセルホテルで我慢してお金を貯めるというセコい人もいました(笑)
しかし最近会社の規定が変わり、実費精算というかたちになったんです。しかも清算できる上限金額は、以前に支給されていた一定額よりも低くおさえられています。
つまりは経費節減というわけです。
企業としてはごくごくあたりまえの措置ですが、こうなると安いところに泊まることに個人的なメリットはなくなります。私の宿選びの方針も、なるべく食事つきのところに泊まろう、というかたちに変わりました。
今日、初めて夕食ルームサービスを頼んだのには、実はそういう深~い背景があったわけです(笑)
ところで、ビジネスホテルを探したことがある方はお気づきだと思いますが、最近はQuoカード付きの宿泊プランというものがあちこちのホテルで設けられています。
たとえば、宿泊料は7000円なんだけど、1000円分のQuoカードがオマケで付いてくるというプランです。
しかも会社にバレないように、領収書にはQuoカード付きということは触れずに単に宿泊料7000円と記載するという気配り付きです^^
実は、先ほどの「宿泊費の固定額支給から実費支給へ」という変化はうちの会社だけのものではなく、世の中全般の流れのようです。
会社からすれば、実費以上を支給する理屈は全くないわけであって、これは当然の経費削減策といえます。
ですがそうなると、少しでもお小遣い稼ぎをしたいビジネスパーソンにとって、Quoカード付プランというのは非常に魅力的なわけです。だからそうした宿泊プランが(前からありましたが)最近増えているのです。
しかし、昨年のいつだか忘れましたが、日経新聞の法務のコーナーで、これに関する興味深い記事がありました。
宿泊と直接関係のないQuoカードのような特典を受けたのにそれを申告しない場合、バレると法的問題になる(Quoカード分のお金の返還を求められる)可能性があるというのです。
実際にそこまでする会社はないとは思いますが、厳密にはそういうことになるそうです。
だから会社の規定をよく確認したほうがいい、と記事では書かれていたはずですが(手元に記事が無くてうろ覚えですみません)、普通は規定でそこまで書いていないと思われますし、会社に聞いたら「ダメ」といわれるに違いありません(笑)
現実問題としては、それぞれが「オトナの判断」をするということになるでしょう。
ビジネスホテルの宿泊プランを通じて、世の中の経費削減の流れとか、人々の小遣い稼ぎの涙ぐましい努力などがかいま見えてくるから、面白いものですね
ちなみに私は日経の記事を見て以来、一応Quoカードプランを避けています。
私の勤務先では、使っている宿泊プランが会社側にわかるように予約がシステム化されているため、Quoカードを使ったことが自動的にバレるからです(笑)