子育て

大丈夫じゃない大丈夫

前から書いていますが、うちの太郎@1歳9か月は、けっこう心配性で怖がりさんです。

知らない場所に行くととても緊張するようでめっきり口数が少なくなります。

見たことがないモノや動物を見ると、必ずこわがって親のほうにすがりついてきます。

太郎は生まれた頃からカン(「勘」じゃなくて「癇」)が強く繊細な性格だと思いますが、自分で考えたり感じたりできることが増えてきた今は、心配性な性格がいっそう表にあらわれやすくなった気がします。

 

そんな太郎が最近よく使う言葉があります。

それは

 

 大丈夫

 

です。

太郎はこの言葉を、何か怖いことやイヤなことがあったときに言います。

たとえば、先日千葉のマザー牧場に遊びに行きました。広い敷地の中に、牛や羊や馬が本当にたくさんいました。

太郎は、こういう動物を絵本で見たり、遠巻きに見たりすることは大好きなんですが、近くによるととたんに怖がります。

そして、私たち親の脚にしがみつきながら、

  「大丈夫、大丈夫」

と言います。

そう。

太郎は自分の不安や怖い気持ちをおさえるために、自分を励ますためにこう言っているようなのです。

 

他にも、手漕ぎボートに乗ろうとすると、

 「大丈夫」

100円玉を入れると動く子ども向けのゴーカート(?)に、一緒に乗ろうとすると

 「大丈夫、大丈夫~~!」

さらに、太郎がお母さんと風呂に入っているときに、私が浴室の扉の外から「太郎、気持ちいいか~?」と聞くと

 「・・・大丈夫」 (不審者が来たのではと警戒しているらしい^^;)

とまあ、こんな感じです。

つまり、実は全然大丈夫じゃないわけです(^^;)

 

とにかく何でも怖がる太郎のことを見ていると、「ちょっと情けないなあ」と感じることも、正直に言ってあります。

でも、太郎は「怖い」という言葉も既に知っているにも関わらず、「大丈夫」という言葉のほうを主に使うんです。

ってことは、太郎も子どもなりに、不安や恐怖を自分で受け止めて克服しようと、がんばっているということなのかな

そんなふうに考えると、「大丈夫」と口にする太郎が、けなげでいっそう愛おしいものに思えたりもするのです。

 

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