ことば・語学

花言葉の不思議

友人と「そろそろバラのシーズンだ」という話をしているうちに、「花言葉」の話題になりました。

私は花言葉ってどれも「友愛」とか「いつくしみ」とか素敵な言葉がつけられていると思っていたけど、その友人は「そんなことないよ。黄色いバラは『嫉妬』だったりとか、よくない言葉がついてたりもするよ」と言ってました。

うーん、そうか。いったい世の中の花にはどんな花言葉がついてるんだろう。

ちょっと気になってネットで調べてみたところ、こんな便利なページを見つけました。

すると友人の言うとおり、微妙~な花言葉もあるという事がわかった。あまり名を聴かない植物も多いですが、たとえばこんなものがあるそうです:

 

 

カルセオラリアの花言葉

 

「私の財産を捧げます」

 

おばあちゃん、振り込め詐欺に注意して!

 

 

 

カンボク(肝木)の花言葉

 

「年齢を感じる」

 

いやな花言葉だな~(笑)

 

 

 

ゴボウの花言葉

 

「いじめないで」

 

いじめないって!(^^;

 

 

 

ガマズミの花言葉

 

「無視したら私は死にます」

 

わ、わかったから、落ち着いて!

 

 

 

うーむ、なかなか強烈なのがありますね(笑)

ちなみに、一つの花でも複数の花言葉があったりするようです。たとえばゴボウだと、「いじめないで」以外に、「私にふれないで」「人格者」「しつこくせがむ」など(基本的にネガティブなのが多いですね^^;) 一体どれを使えばいいというのでしょう?

そこでさらに調べてみると・・・

花に象徴としての言葉をつけて楽しむということは、19世紀はじめのフランスではじまり、やがて日本も含む世界各地で花言葉という慣習が広がっていったそうです。

ただ、誰かがきっちり言葉を登録・管理しているわけではないので、いろんな人が好きな言葉をそれぞれにつけてしまった。

それで結局、いまのようなカオスな状況になってしまったようです。

現在では、花屋さんや生産者が、販売促進のためにきれいな言葉を都合よく選んで使っている、という側面も強いようです。

どうやら花言葉は「どれが正しい」というものではなく、一種のことば遊びみたいな感じで楽しく接するのが、一番のようです。

 

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