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レコファンの丁寧な対応に驚き

先日、Amazonのマーケットプレイス(中古品の販売仲介サービスね)で、中古のCDを注文しました。

中古CD販売大手のレコファンが売っていたクラシックのCDなのですが、注文した翌日にレコファンから1通のメールが届きました。

なんだろうと思って読んでみると、こんな内容でした。

 

お品物の“コンディション”に関しましてご連絡を差し上げました。
お客様には、大変恐縮なお願いでは御座いますが、
以下、ご確認頂けます様、お願い申し上げます。
*************************
出品商品の“コメント欄”におきまして
以下の記載漏れが御座いましたのでご報告申し上げます。
☆帯にミシン目にそった裂け・シワ傷みなどダメージ有
→見づらいものですが、画像も添付させて頂きましたので、ご確認下さいませ。
*************************
上記、お詫びして訂正させて頂きます。
弊社の不手際により、お客様には、大変ご迷惑をお掛け致します事、
深くお詫び申し上げます。
誠に、申し訳御座いませんでした。
*************************

 

Amazonのマーケットプレイスでは、出品されている中古品のコンディションについて、出品者自身が 「非常に良い」「良い」「可」 などとランク付けすることができます。

あわせて、補足説明の文章を付け足すこともできます。

私の記憶が確かなら、レコファンさんはコンディションについて、「おおむね状態が良い」というような内容を書いていたと思います。

わざわざこんな連絡をしてくるということは、けっこう大きな欠陥があるんじゃないかと思いますよね?

で、メールには丁寧にも欠陥部分の写真が添付されていたので、見てみました。

それがコレです:

 

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全然キレイですやん(笑)

 

こっちは中古とわかって安い値段で買ってるわけですから、この程度のすり切れなど当然織り込み済みです。

しかも実際にCDが届いてみると、盤面は新品同様にピカピカ。わたし的にはまったく問題ありません。

それをわざわざここまで丁寧に、こっちが逆に恐縮するような低姿勢で連絡をくれるなんて、なんてマジメなんでしょう。

CDが届いたときも、同様の内容が書面で添えられていて、希望にそぐわない場合は返品できる旨が丁寧に書かれていました。

ちょっと感動してしまいました。

 

でもこれって、お客さんの中にはこの程度のよごれも許せないような人がいて、厳しいクレームを入れてくるからなのかもしれませんよね。

一般消費者の方を相手とするお仕事というのも、大変なんだろうなあと思ってしまいました。

そういう私自身も、お客さんの矢面に立つ仕事をしています。

でも、相手は大手メーカーの設計者や研究者で、クレームの入れ方は一般に紳士的です。

それに取引にあたっては契約書を取り交わしますから、納品した後で「こんなはずじゃなかった!」というトラブルになることはあまりありません(皆無ではないです。苦笑)

でも振り返ってみると、最近の自分は仕事への慣れもあって、紳士的なお客さんに甘えて、対応の質や真摯さ、スピード感などが欠けてきているような気がしないでもないです。

たとえば、お客さんに伝えると口約束した情報で、伝えないまま放ってしまっている案件がいくつかあることを思い出しました。雑談の間でサラッと言った口約束とはいえ、仕事の約束は当然ながら守らなくてはいけないですよね。

今回のレコファンの一件で、はからずも自分の仕事の質を振り返ってしまいました。

 

レコファンさん、真摯な対応ありがとう。そしてこれからもヨロシクです^^

 

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