前回で終わったかに見えたウィーン紀行、実は少し続きがあります。
というのも、出張の目的地(ウィーンのあるオーストリア以外の場所です)へ行くときだけでなく、日本に帰ってくるときもウィーンで乗り継ぎ待ちの時間があったからです。
今回はウィーン乗り継ぎ紀行「復路編」です。
行きはウィーンで一泊する余裕があったんですが、帰りはウィーンでの持ち時間がたったの3時間。だから、市街地を歩いていられる時間はたったの1時間でした。
1時間じゃなんにもできないかもな~と思いましたが、せっかくの海外滞在です。空港でのんびり日本への便を待つなんて選択肢は私にはありませんでした^^
往復2500円くらいする高速鉄道CATを使って、いざ、ウィーン市街へ出発です。
・・・というわけで、CATの終着駅、ヴィーン・ミッテ駅(Wien Mitte)に到着。
前回の出張でオーストリア乗り継ぎしたときもCATでこの駅に来たんですが、そのときは改装工事中で、ホームを出ると薄暗いいかにも工事中という感じの通路が続いているだけという様子でした。
なんでこの駅には暗いイメージをもっていたんですが、今回来てみると・・・
おお、完全にリニューアルしてるわ!
完全に、見違えるようにキレイになってるやん!
私は海外に行くと、現地の人が行くようなスーパーに寄ることにしてるんですが(日本と似てるけど違うとこも多くて、比較すると面白い)、駅ビルの中にはスーパーも入ってます。次回は寄ってみようかな。
駅を出て、とりあえず街をぶらつくことに。
ウィーンは自転車にやさしい街です。大きな通りには自転車専用レーンが用意されていて、若いにいちゃんねえちゃんがスイスイ気持ちよさそうに通っていきます。
オペラを観に行くために乗った地下鉄でも、自転車(折り畳みじゃない)を乗せて移動している人を見かけたし、歩行者用信号のデザインもご覧のとおり。
ウィーンはさすが元・お貴族さまの街だけあって、歴史的建造物じゃないふつうのビルまで、どことなく偉そうです(笑)
ぶらぶらと街を歩いていると、少し離れたところから何やら大音響の音楽が聞こえてきました。
なんだろうと思って行ってみると・・・
なんと、ちょうどマラソン大会をやっていました!
一般の人たちが大勢参加する、東京マラソンのようなイベントだったみたいで、かなり盛大なお祭りムードに包まれてました。
ウィーンのメインストリートが一斉に通行止め。
こんなふうに、路面電車も今日はお休みです!
さっき聴こえてきた大きな音の正体は何かというと・・・
黒い服の人たちが、スピーカーから流れる大音響の音楽に乗って踊ってました。
ブースの上には「Walzer Marathon(ワルツ・マラソン」の文字が・・・。オーストリア出身の作曲家、ヨハン・シュトラウス二世のワルツにあわせて、延々と踊り続けてます。
マラソンを応援する趣旨なのか、単に踊りたいのかわかりませんが(笑)、えらく楽しそうでした
道行くランナーも、ワルツを踊る応援団を見て思わずニッコリ^^
音楽に合わせておちゃめにステップを踏みながらブースの前を通りすぎていく人もいて、なんともいえない良い雰囲気でした。
さすがは音楽の都ウィーン!と言いたくなる光景です。
そんな感じで、沿道の人に交じって応援しているうちに、残念ながら帰る時間になってしまいました。あまり観光らしいことはできなかったけど、現地のお祭りに参加(?)できて満足です♪
最後に、ウィーンを象徴する建物の1つと言える、国立オペラ座の写真を撮ってきました。
さすがの威厳! 次回はここでオペラを観たいな~。
というわけでウィーン乗り継ぎ紀行、今度こそおしまいです。