雑学

春に花壇やベランダに現れる赤い虫(アカムシ)の正体が判明

毎年4月から6月くらいにかけて、我が家のベランダの手すりに真っ赤な小さい虫がちょこちょこと現れます。

この虫、皆さんの家にも出没してませんか?

真っ赤なのでなんだか気持ち悪いし、ちょっと触っただけで潰れて赤い汁を出すので(- -;) 布団や洗濯物が汚れないか心配です。

我が家では、この虫にアカムシという名前(ひねり無し)を付けて呼んでました。

 

私の家は借家のアパートなんですけど、ベランダの横の小さい花壇を大家さんに借りて花を植えてます。

調べてみると、どうやらアカムシはここの植物の葉っぱの上にたくさん集まっているようです。

ちょっと写真を撮ってみました。

 

アカムシを遠くから見たところ

 

地面に落ちた花を撮ってるんですが、ご覧のようになぜかアカムシは花や葉っぱだけでなく、アスファルトのすき間に入り込んでたむろしてるんですよ。

晴れた日はすごく熱くなるし、エサもないし、良いことなさそうなのになぜ・・・?

もうちょっと近くから撮ってみました。

 

アカムシ近影

 

うわ~、やっぱ気持ち悪ぅ・・・

アパートの駐車場や壁にもたまにアカムシがいるんですが、ほかの花壇や草村ではほとんど見かけないので、もっぱら我が家の花壇がアカムシ供給源になってるんだと思われます(皆さん、すいません・・・^^;)

 

 

この「アカムシ」については、これまで「気持ち悪い」と思っているだけで、その詳細について特に調べたことがありませんでした。

しかし今日、うちのかみさんがネットで情報を見つけてきてくれました:

 

初夏になるとベランダに現れる謎の「赤い虫」って? from NAVERまとめ

 

ああ! まさにこの虫だよ! うちだけじゃなかったんだ!! と、なんだか嬉しくなってしまいました(笑)

このまとめ記事によると、アカムシの正式な名前は タカラダニ といって、なんとダニの一種だそうです。

ダニとは言っても、人体にも植物にも特に害はないのだとか。害があったらご近所さんに迷惑だと少し心配してたので、まあひと安心です。

 

ところでこのタカラダニ、実はいまだに生態がよくわかっていないらしいんです。

上のまとめサイトでも参照していますが、京都府の公式サイト(何故?)の中に、タカラダニ詳しい解説があって面白いです。

 

京都府公式ページより「タカラダニをご存知ですか?」

 

まず、見つかっているタカラダニは、なぜかすべてメスなのだそうです。

単性生殖をしていると考えられているようです(単性なのになぜメスと呼ぶんだろう?)

そして、タカラダニがなにをエサにしているかも、よくわかっていないそうです。

葉っぱの上に集まってるので、葉を食べてるのかと思ってましたが、そうではないみたいです(確かに、葉っぱを改めて見てみると、特に虫食いの穴なんかは見当たらない)

一説によると、アスファルトのすきまや葉っぱの上にたまった花粉や有機物なんかを食べているらしい・・・なんかダニらしいエサで納得^^

 

というわけで、我が家で 春のイヤな風物詩になっていたアカムシの本名がわかりましたが、

うちではこれからも奴らを「アカムシ」と呼び続けると思います(笑)

 

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