神奈川県立あいかわ公園の続きです。
前回の記事
2015年05月23日 高原気分を満喫できる森林公園、神奈川県立あいかわ公園 1/2
でも書きましたが、あいかわ公園のすぐ近くには、神奈川県最大のダムである宮ヶ瀬ダムがあります。
実はあいかわ公園の入り口にあるパークセンター前から宮ヶ瀬ダムのふもとまでは、「あいちゃん号」というロードトレイン(汽車の形のバスっすね)に乗って7分程度で行くことができるんです。大人の足なら、歩いても10分ちょいってところでしょうか。
そこで、「あいちゃん号」に乗ってダムまで行ってみることにしました。
ちなみに車が大好きな太郎(3歳)は、ダムが見られることよりも車に乗れることを楽しみにしてました(笑)
「あいちゃん号」の到着~
なんとなく眠そうな顔をしてますね(笑)
パークトレインは、公園入口からしばらく坂を下っていきます。そこで中津川という川につきあたり、川沿いに上流へ進んでいきます。
ダムへ行き来している家族連れも、けっこう多くいましたね~。
途中、「おおさわの滝」という滝が見えました。
そこからもう少し進んでいくと、目の前にどーーーーんと大迫力の石の壁がたちはだかります。
宮ヶ瀬ダムです!
いやあ、押しつぶされそうな大迫力に、思わず股間のあたりがスースーします(笑)
太郎は「なんじゃこりゃ??」と気おされた感じで、ちょっと怖そうにしとりました^^
私は生まれも育ちも神奈川県なので、小学校の社会見学でダム周辺に来た覚えがありますが、そのときはまだ工事中でした。結局、完成したのは私が大学生になってから。
子どもながらに「えらく時間のかかる大変な工事だな~」と思った記憶があるので、こうして完成した立派なモノを間近に見ると、ちょっと感慨深いものがあります。
人間ってのはほんとにどえらい物を作ってしまうもんですね。
ダムのふもとから上には、エレベーター(無料)か、壁にそって斜めにあがっていく「インクライン」というゴンドラ(有料)で上がることができます。
写真の左がインクライン乗り場、右がエレベータの入り口です。
とりあえず、行きはインクラインで上がることにしました。
インクラインの中はこんな感じ:
係のおじさんに聞いた話では、宮ヶ瀬ダムの壁の厚さは下のほうほど水圧に耐えるために厚くなっていて、一番下のところでなんと180mもあるそうです!
一番上の薄い部分でも30m。
ダムってそんなに頑丈に作ってあるものなのかと、感心しちゃいました。
ちなみにダムの建設にかかったコンクリートを仮に道路に使ったとすると、神奈川から青森まで道路をひけてしまうそうです! すごいわあ。
インクラインから見下ろしたダムの壁です。壁に対して斜めにあがっていくので、思ったより傾きがきつくなかったかな。
ちなみにこのインクラインは、ダムの建設資材を運び上げるために使われていたゴンドラの線路をそのまま流用しているのだそうです。
インクラインを下りると、ダムの壁の上に出ます。宮ヶ瀬湖がぱーっと目の前に広がります。
ダム湖なので、あんまり観光地っぽくなくて殺風景ですけど(笑)、雄大な自然を感じられます。
ダム正面の水が流れ落ちるところを見下ろしてみると・・・
ひょえーーー!
これは怖い!
もう、股間がスースーしまくりですわ!
太郎は一連のダムの風景を見てちょっと怖くなってしまったようでした。
それで、
「なんでこんなもの作ったの・・・・?」
と呆れたように聞いてきました^^
そこで、ダムの意義について簡単に説明してみたところ
「・・・なんでこんなの作ったの?」
怖くて 私の話なんか聞いちゃいないようだな(苦笑)
というわけで、2回にわたって あいかわ公園を紹介しました。
山に囲まれた気持ちのいい公園で、トイレその他の整備もとてもよく行き届いていて、子ども連れにもおすすめです。
ダムなどのアトラクションもあるので、神奈川周辺のかたはぜひ朝から晩まで丸一日、公園とその周辺に遊びに行ってはどうでしょうか。