今夜は隅田川の花火大会だったそうですが、我が家では横浜市旭区の若葉台団地の花火を観に行ってきました。
この若葉台団地の花火って、すごいんですよ~。
何がすごいのかというと、団地に住む人たちの夏まつりのなのに、打ち上げ花火をやってしまうというところです。
しかも、その数が100発やそこらではない。なんと2000発! しかも今年は想定以上に募金が集まったとかで、約2300発が打ちあがりました。
私たちは若葉台団地の住民ではないんですが、バスに乗って夏まつりにお邪魔してきました。
家を出るのが遅くなってしまったので、団地に着いたときにはもう花火の30分前くらいでした。
商店街はすでにすごい人の群れです。
商店街を抜けた奥に、森に囲まれた広場があります。そこが盆踊りや出店などのイベントのメイン会場になっていて、花火の打ち上げ場所にも一番近いです。
ここらへんになると、さすがにすごい人出です。広場はすりばち状になっていて、周囲の斜面はレジャーシートで場所を取った人たちでいっぱい。さすがに入り込む余裕がない・・・。
ただ、イベント会場になっている広場は席取り禁止になっていて、けっこう開いている場所がありました。そこで、広場で立ち見をすることに。
ここの出店は、テキ屋じゃなくて商店街や地域の人たちが手作りでやってます。どの食べ物もお値段がとっても良心的だし、雰囲気があったかくてGoodです。
ただ、夜も8時近くなると、さすがに食べ物はほとんど売り切れに。うちの子が近所の友だちと遊び過ぎてて遅くなっちゃったんですが、もっと早く来ればよかったな~と後悔。
そうこうするうちに、打ち上げ開始の8時になり、実行委員長(?)のカウントダウンとともに、花火がはじまりました。
どうでしょう? 本格的じゃないですか!?
若葉台団地の人口は、約25000人。すごい人数ですよね。
街がどんどんできていった30年前と比べると、若い世代がやや少なくなったり、商店街が多少寂しくなったりはしているそうですが、それでもこんなに立派な花火をやってしまうという地域の底力は、すごいと思います。
実行委員長がアナウンスでしきりに「これが若葉台の花火だ~!」と誇らしげに言ってるのが、なんだか微笑ましかったです^^
花火を見上げる人たち。ご覧のように、広場まで下りれば場所はかなり空いてます。
ここ、若葉台の花火のもう1つすごいところは、メインの広場が打ち上げ場所から近いこと。
花火が開いてからほとんど間をあけずにドーーン!!という大迫力の音が響きます。これは隅田川みたいな巨大な花火大会では決して味わえないですね。
ほんとにハンパでない近さなので、花火の燃えカスらしきものが頻繁に、ふわふわと舞い降りてきます(笑) たまに花火の光の一部が、自分の頭の真上を通って飛んで行く様子が見えます。
そんなわけで、20分以上も続いた花火は、同系色の白い花火の華々しい乱打でフィナーレを迎えました。
花火の間は、出店ややぐらの明かりやちょうちんの灯が消されてましたが、それが再びついたあとにあたりを見回すと、煙で風景が霞んで見えました。
白くぼやっと見えるのは雲じゃなくて、花火の煙です。大迫力だった花火の名残を感じさせます。
このあとも、夜9時までメイン会場の盆踊りは続いて、祭は最後の盛り上がりをみせていました。
若葉台花火は、ほんと穴場ですよ。見やすさと迫力は抜群です。手作り感・地元感あふれる祭の雰囲気も、私は好きです。
どの駅からも徒歩で行くにはきつい距離にあり、特設駐車場があるわけでもないので、アクセスがいまいちなのが玉にキズですが、緑区周辺に住んでいる方なら一度は行く価値があると思いますよ。