結婚して2人の男の子の親となった私ですけど、今でも魅力的な女性を見ると「いいなあ」と思います。
と言っても、別に恋愛感情を持つわけじゃないです、念のため。
最近のワイドショーでは芸能人の不倫報道がやたらと騒がしいですけど、私はそんなことするつもりは一切ございませんから。
・・・って何を一生懸命言い訳してるんだおれは(笑)
それはともかく
いわゆる恋愛からはすっかり遠ざかってしまった私ですが、この歌を聞くと思わず高校生や大学生のころの頃を思い出してしまいます。
好きになった相手のちょっとした言動にドキドキしたり、臆病になったりしていたあの頃のことを。
その歌というのは、スリー・ディグリーズ(Three Degrees)の1974年の名曲『When Will I See You Again』です。
スリー・ディグリーズは1963年にアメリカのフィラデルフィアで結成された女性3人組のヴォーカル・グループです。
これまで何度も何度もメンバーチェンジを重ねてき、いまだに活動しているというのがすごい!
今の日本で例えるなら、 モーニング娘。みたいなもんですかね(笑)
『When Will I See You Again』は、そのグループの長い歴史の中でも最盛期にリリースされたヒット曲であり、このうえなく美しいバラードです。
世の中に片想いの歌はたくさんありますが、あの高揚感と不安をこれほどピタリと表現した歌は、なかなか無いんじゃないでしょうか。
流れるようなストリングスの美しさ。
「ハーァ、フーゥ」という、ため息を思わせるようなコーラス。
もう最高です。
そして歌詞も、シンプルですばらしい。
好きになった相手と恋人どうしになれるのか、それとも友だちどうしで終わるのか。これは二人の始まりなのか、終わりなのか。
期待と不安が交錯する気持ちが、このうえなくシンプルな表現(中学生でもわかるかもしれない)でつづられていて、ストレートに胸に響いてきます。
曲名の「今度いつ会えるの?」というのは、相手に面と向かって都合をきいているわけじゃないんですよね。おそらく一人で想いをつのらせながら、心の中でつぶやいている・・・わかるなあ、そういう切ない気持ち(おっさんが切ないとか言うのもキモチワルイかもしれないが。笑)
というわけで、いま恋愛でこういう気持ちを味わっている人たちに、この歌を捧げたいと思います。
ちなみに・・・
この歌が日本でリリースされたときの邦題は『天使のささやき』だったそうです。
そんな表現、歌の中に全然出てこないんですけど!
しかもこのタイトルだと、片想いというニュアンスがあんまり出てこない・・・。
こういうタイトルの迷訳(名訳?)というのは、昔の洋楽ならではの古い風習って感じですね。
「どうせ日本人は英語なんてわかんないから、適当にロマンチックなタイトルつけときゃ売れるやろ」という当時のレコード会社の思惑がすけて見える気がします(笑)