先月から、うちの次郎(4歳)のために通信教育の「ポピー」の幼児講座をはじめてみました。
今日はそれを決めたときにことについてちょっと書きたいと思います。
きっかけは次郎の「おにいちゃんばっかりずるい」
うちの太郎は0歳頃から「こどもちゃれんじ」をやっていて、小1になった今もそのまま「進研ゼミ小学講座」を続けてます。
始めたきっかけは、「幼い頃から教育をしっかりせねばならん!」ということではなく、おもちゃの付録がものすごく充実していることでした。
月額2000円以下でその子の年齢にちょうどいいおもちゃが自動的に送られてくるなら、自分でいろいろ買ってあげるより楽だし、もしかしたら安上がりかもしれないよね、と。
なんか教育熱心な方にあきれられそうな理由ですが(笑)、まあきっかけはそんな感じでした。
ただ、弟の次郎は特にそういう子ども向けの通信教育をやっていませんでした。
うちに既におもちゃや太郎の教材のおさがりがたくさんあったからです。
こどもちゃれんじって、そんなにしょっちゅう付録をリニューアルするわけではないので、次郎がちゃれんじをやっても太郎と同じような付録がダブったりするんですよね。。
ただ、次郎が3歳になった頃から、太郎がちゃれんじのワークをやっているのを見た次郎がたまに
「おにいちゃんばっかりずるい」
「次郎ちゃんのがな~い」
と言うようになりました。
それで私も妻も、「うーむ」と迷いました。
次郎は飽きっぽいしワーワー騒いでばっかりなので、結局教材をやらないような気がします。
それに太郎の宿題を見るので平日はせいいっぱいで、次郎の教材を見てあげる余裕があるかわかりません。
また、お金はそんなに高くないとはいえ、家計は大丈夫か。などなど。
でもまあ、何事も子どもが興味を持ったときがはじめ時だと言いますし、全くやらないならやめればいいんだから、まず何か始めてみようということになりました。
4つの教材を比べたら、意外とはっきりした違いがあった
さて、代表的な幼児向けの通信講座として私と妻の目にとまったのは、次の4つでした。
- こどもちゃれんじ
- Z会の幼児コース(大学入試の通信教育で定評のあるZ会の講座)
- まなびウィズ(旧どらゼミ。小学館の講座)
- ポピー
「こどもちゃれんじ」については、付録がダブるので基本的にやめようと思っていましたが(^^; とりあえず比較の土台にのせました。
比べてみると、一見同じように見えた幼児教材でもビジネスとしての戦略が明確に違うことがわかって、なかなかおもしろかったです。
最王手のこどもちゃれんじは、なんといっても子どもが喜びそうな知育付録が一番充実していて、他の追随を許さないと思います。
対する他社は、付録開発力では最大手のベネッセにかなわないと考えてかどうかわかりませんが、むしろ余計な付録が少ないことを売りにしちゃってるのが興味深いです。
まずポピーは「大事な冊子の教材に絞り、余分な付録をつけないから、コスパがいい」という主旨のことをアピールしています。いやあ、物は言いようですね~(笑)
来年度から4歳、5歳コースが少し値上げになりますが、それでも月額1100円。一番高いのはZ会で 2379円で残りの2つも2000円前後で同じくらいですから、価格の安さに関してはぶっちぎりナンバー1です(月額2000円も決して高くはないと思いますが)
確かに、おもちゃや知育教材も結局あまり使わずゴミになるだろうから不要、と考える人にはいいなと思いました。
Z会に関して特徴的に見えたのは、親が一緒になってモノを作ったり実験したりするようなことを促す内容が多そうだという点です。また教材の見た目がシンプルで、パッと観た瞬間に子どもが喜びそうなハデさはないように感じました。
親が子どもの興味を引き出すような接し方を十分できるのであれば、このスタイルは一番かもしれません。ただ、共働きで平日夜はあまり時間がなく、基本的に落ち着きのないうちの子にマッチするか、微妙な気がしました。
ちなみにZ会もおもちゃ的な付録は少ないのですが、それについてポピーよりもう少し高尚なことを言っていて、「付録をつけても、子どもが一瞬喜ぶものの、結局その内容はたいして子どもの成長につながらない。Z会は、子どもの『できる・わかる』を引き出すための教材に集中して、工夫をしている」といった主旨のことが書かれていました。
小学館の「まなびウィズ」については、今年度までドラえもんをキャラクターとして採用した「どらゼミ」として展開していたものですが、来年度から大幅リニューアルし、ドラえもんがまったく登場しない講座としてリニューアルするそうです。大転換ですね!
まだ正式に始まっていない講座なのでよくわからない部分が多いですが、Webサイトや紹介資料の内容やスマートなデザインはかなり魅力的で、本物志向の充実した内容になりそうな期待感を持ちました。
ただ、あくまで個人的な感想ですが、サンプルDVDに収録された歌の動画がちょっとイマイチでした。キンキンした抑揚のない音で、正直、繰り返し聞きたいという気は起きなかったです。・・・って珍しく手厳しくてすみませんが(^^;)、私が音楽大好きだからそんなところが気になるのかもしれないんで、みなさま実際に聴いてご判断ください:
結局、選んだのは・・・
さてさて、そんなこんなでいろいろ考えたあげく、我が家では
- こどもちゃれんじは、付録がダブるから避けよう
- Z会はいいのかもしれないが、余裕のない我が家ではフル活用しきれないのでは
- まなびウィズはまだよくわからないので、いいかどうかの判断保留
ということで、まずは手ごろなポピーをやってみることにしました。切りよく4月から始めてもよかったんですが、最速で届く2月号からスタートしました。
最初は「安かろう、悪かろう」なんじゃないかと心配したのですが、教材は思ったよりきちんととしていて、ひらがなのお勉強、迷路やシールをつかったワークもあるし、絵本や身の回りの科学を教えてくれるコーナーもあってバラエティ豊かです。
子どもが多少知的なことにふれるきっかけとしては、十分良いんじゃないかなと感じてます。
ただ、やっぱりZ会じゃなくても、親がかかわる必要があるのは同じですね。幼児なんだから、放っておいても1人でワークをやって、頭がよくなる、なんてわきゃないですよね。当たり前か(笑)
ちなみに次郎は、一度はじめるとけっこう熱心にワークをやっていて、「けっこう集中力あるじゃん!」と見直しました。
・・・が、そもそもワークをひらくところまで行くことが難しく、ついおもちゃで遊んだりテレビを見たりしたがるのが困りものです(笑)