オトナの勉強

TOEIC狂騒曲

会社で雑談をしている中で、後輩が「この間の日曜、TOIEC受けてきましたよ~」という話をしていました。

私は今回の試験は受けなかったですが、過去に3~4回受けた(受けさせられた)ことがあります。

いまはビジネスがすっかりグローバル化していて、その中で成長していくためには、海外の人間と英語でコミュニケーションすることが必須とされます。

もちろんすべての人・企業にそれが求められるわけではないでしょうけど、英語を使えたほうがいいのは間違いないですよね。

そんなわけで、いまやあらゆる企業が、社員の英語力をはかるお手軽な手段として、TOIECの受検を勧めたり、または強制したりしています。

中には楽天のように、昇格の条件にTOEICのスコアをあげている企業もけっこう多いようです(私の勤め先は違うけれど)。

 

さて、そんな中、なかなか面白い情報を見つけたので紹介しましょう。

こちら

これはなんと、有名な大企業が社員に求めるTOEICのスコアの一覧です! (真偽のほどはわかりませんので、そのつもりで見てください)

特に驚くのは、今をときめく韓国のサムスン電子の要求スコアです。

だって、新入社員の入社の足切りが900点ですよ? ほんとですかねえ

一般に、「860点」がノン・ネイティブとして十分な英語コミュニケーションができるレベルとされているんですから、900点以下は入社させないのだとしたら驚きです。

そりゃ海外展開に強くなるわなあと思ってしまいます。

 

TOEICについて書いているうち、むかし自分が受検したときのことをふと思い出しました。

あれは3月だったと思います。某短大の校舎でTOEIC公開テストがありました。

会場が短大ということで、女性の花園に潜入した気がして、なんか嬉しかったのを覚えてます。

・・・そんなことはどうでもいいんですが(笑)

時期が3月ですから、ちょうど花粉症のシーズンまっただ中です。

そして試験が始まる前の注意事項の説明のとき、試験官がこんなことを言っていたんです。

 

「花粉症の方もおられると思いますが、

リスニング試験がありますので、

くしゃみをしたくなった方は

教室の外に出てしてください

 

無茶言うなや!(笑)

 

そんなんガマンできますかいな!

 

確かに試験というものは、受験者がみんな平等な条件で受けるべきものです。

どの教室で受験する人もみんな、くしゃみの無い静かな環境でリスニング試験をやるべき・・・その建前はよーくわかります。

しかし、くしゃみ1発程度の出来ごとで文の意味が取れなくなるのであれば、そもそもその問題を得点するほどの力がなかったということだと思うんです。

だいたい、静かなところで英語を話してもらえることなんて、実用上ほぼあり得ないわけですから。

しかも、その1問を落としたから1年間留年するとかいうたぐいの試験でもないわけですよね(昇進条件になることはあるにせよ)。

TOEICはその時点の英語力をチェックする試験に過ぎないですから、もしクシャミのせいで聴きもらしたとしたら、「自信があったけど、おれもまだまだなんだなぁ」と実力のほどを知ることができて、かえって感謝すべきじゃないでしょうか(そりゃ言い過ぎ?)

スコアに一喜一憂せず、実のあるスキルアップを一歩ずつしていきたいな、と思う今日この頃です。

 

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