さわやか系 音楽

伊那が生んだインターナショナルな若手バンド FAITH の解散を惜しむ

8/29(日)に、ある若手バンドが故郷のライブハウスでの解散ライブを行い、活動を終えました。

長野県の伊那市出身の5人組(今年3月からは4人組として活動)、FAITH(フェイス)です。

 

メンバー:

  • Akari Dritschler[アカリ ドリチュラー](Vo)
  • ヤジマレイ(Gt&Vo)
  • レイ キャスナー(Gt&Vo)
  • 荒井藤子(Ba)
  • ルカ・メランソン(Dr)  ※元メンバー。2021年3月に体調を理由に脱退。

 

残念ながら、私が FAITH のことを知ったのは今からたった2か月前なんです。

とあるブログで FAITH の紹介を読んでさっそく聴いてみたところ「すげーかっこいいし爽やか! めっちゃおれ好みの曲をやってるぞ!」と大興奮。

それでさっそくネットで 「FAITH」と検索してみたんですが、関連する検索ワードとして提示されたのが、なんと「解散」だったわけですよ。

「えーーーっ ちょっとおおお!」って感じで、ほんとにショックでした。久々に本当に好きなサウンドを鳴らす人たちに出会えたのに。出会うのが遅かった・・・

解散してしまったバンドについて、にわかに好きになっただけの自分が書くのもどうかなあと思いながらも、彼らのすばらしい曲をぜひ1人でも多くの人と共有したいという想いにかられて、記事を書いてます。

 

そんなわけで、疾走感のあるポップなサウンド好きには絶対的におすすめな、1stアルバム収録の曲「Our State of Mind」のミュージック・ビデオをどうぞ。

あらかじめ言っておきますが、ビデオの映像があんまり良くないです。

具体的に言うと、カメラがやたらと動きまくり、酔い止め必須の内容になっております(笑) 十分魅力的なバンドなんだから、もうちょっと普通にパフォーマンスするところを撮れなかったもんだろうか、と思っちゃいます(^^;

なので、映像が苦手な方は音だけ聴いてくださいませ。

 

 

かっこいいですよね~! 疾走感あふれるギターロック!

 

FAITH は伊那で別々の高校に通っていた5人が集まって結成されたバンドです。伊那市内のライブハウス GRAMHOUSE(8/29の解散ライブの場所でもある)でライブを重ねてパフォーマンスを磨き、そこから徐々に活動の幅とエリアを広げていきました。

そんな FAITH のメンバーは、ヴォーカルのアカリを含めた5人中3人がハーフ。歌詞もすべて英語詞です。

サウンドのほうもすごく開放的でインターナショナルな感じがありますよね。90年代のブリットポップのエモさ、アメリカっぽい開放感、日本的なかわいいポップセンスをあわせもっていて、懐かしくも新しい音を楽しませてくれます。

伊那には親戚が何人か住んでいて、私も何度か遊びに行ったことがあります。比較的大きい街ではあるものの、東西を高い山に挟まれた谷あいののどかな街です。

そこから、こんなにオープンでスタイリッシュなグループが出てくるということに、正直驚きました(固定観念にとらわれてすみません!)

あと、伊那に何度も行ってる音楽好きの自分が、なぜ FAITH と出会えなかったんだ? ってことにも驚きましたね(笑)

 

もう1曲、彼らの Yellow Road という曲を聴いてみてください。

 

 

これは、だんだんと音楽好きたちの注目をあび始めた彼らが、活動拠点を故郷の伊那から都内に移した頃に書かれた曲です。

充実した日々の中でも、時おり寂しさや「何かを忘れた感」を抱くなかで、自分たちの原点である故郷への想いの強さを 改めて感じて作った曲なのでしょう。

同じような境遇、たとえば上京して一人暮らしをしている人に寄り添ってくれる名曲だと思います。私もこの曲を聞くと、実家を出て一人暮らしをしたばかりの心細さや所在のなさを、ちょっと思い出してしまいます。

歌われているテーマ、歌詞のなかにも「レンガ」という言葉が出てくることなどから、エルトン・ジョンの Goodbye Yellow Brick Road(黄昏のレンガ道)を意識した曲だと思います。

ただ、エルトンの Goodbye Yellow Brick Road のほうは懐古的(あるいは田舎がサイコー的?)なイメージが強いのに対して、FAITH の Yellow Road はとても前向きで肯定的な印象を残します。

アカリの軽やかな歌声と開放的なサウンドが織りなす FAITH の楽曲は、たとえ歌詞の内容が内省的なものであっても、常に open minded で顔を前に向けさせてくれる魅力があって、私はそこに惹かれたんです。

 

 

そんな FAITH は、3月にドラムスのルカが抜けたあとも、4人で活動を続けていこうと試みました。

しかし、

「”FAITH”は5人でこそ”FAITH”だった」ということをそれぞれが痛感し、

「5人で始めたFAITHをこのまま大切に残したい」

という思いが、日に日に自分たちの中でとても強くなっていきました。 (公式ページより)

ということから、ほどなく解散という決断をするに至ったそうです。

 

解散という大きな決断には、きれいごとではすまない複雑な想いもいろいろとあったと思います。

それでも公式ページにつづられたメンバーのメッセージからは、「本当にメンバー全員のよりよい未来のために納得して決断したんだろうな」と、彼らの鳴らすサウンドと同じようなすがすがしさを感じました。

遅れてきたオヤジファンの私ではありますが、FAITH を旅立った5人がそれぞれの道での活躍を心から願います。

 

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