今日の東京は久々にスカッとした快晴でした。ちょっと暑かったですけど、空が高くて本当に気持ち良かった。
こんな日にぴったりくるような、いまお気に入りのCDがあるので紹介します。
宮内優里(みやうち・ゆうり)のアルバム「ワーキングホリデー」です!
ちなみに、宮内優里さんは残念ながら男性です (残念がるな)
この音楽は、あえてジャンル分けすると「エレクトロニカ」という、よくわからないジャンルになるそうですが、ジャンルなどどうでもよくなってしまう、最高のポップスに仕上がってます。
宮内優里の作曲スタイルは、トライアングルからキーボード、ギターまで様々な楽器を基本的に一人で奏でて、それをサンプリングして切ったり張ったりするもの。
ですがそこから聞こえてくるのは、宅録にありがちな屋内的でパーソナルな雰囲気の音ではなく、ジャケット写真のようにどこまでもオープンで、爽やかで、そしてお茶目なサウンドです。
そう、例えるなら、まるで小さな子どもがおもちゃ箱をガシャッ!とひっくり返したかのような感じかな。
聴いていると、子どもの頃に休日に感じた、心の底からうきうきワクワクするような感覚が鮮やかによみがえってきます。
基本的に自分一人で音を作るスタイルを取ってきた彼ですが、この作品の半数近くの曲では、さまざまなミュージシャンとコラボレーションしています。
星野源のような若手から、高橋幸宏、原田知世などの大御所まで参加しています。
そこらへんが「ワーキングホリデー」、つまり異国での生活体験というアルバムタイトルにつながっていて、全編に漂うオープンでつき抜けた感覚に表れているのではないかと思います。
というわけで、私もごく最近知ったミュージシャンなんですが、とてもハマっている宮内優里の紹介でした。
最後に、Youtubeから1つ、映像を引用しちゃいましょう。
アルバムの一曲目「okt_」のライブ映像です。
宮内は(彼を何と呼んでいいのかわからなくて困る^^;)、ステージで出した楽器の音を、その場で次々サンプリングしては反復させたり重ねたりして、一人オーケストラのような活躍を見せています。
そんな演奏スタイルの面白さも含めて、時間がある方はぜひチェックしてみてください。
ちなみにこのライブは暗いライブスペースでやってますが、本当はCDのジャケ写のように緑のまぶしい公園で聴いてみたいです。
いつまで見られるかわかりませんが、CD1曲目、okt_のライブ映像。