音楽

第3回クラシックソムリエ検定の結果がスゴかった

今年の10月12日(日)に、第3回クラシックソムリエ検定という検定試験がありました。その名のとおり、クラシック音楽好きのための「趣味検定」です。

実は私もこの試験を受けてきたんです。

私は第1回の検定も受けていて、そのときはブログにもいろいろ書いたんですが、今回の受験についてはブログでまったく触れずにコッソリ受験してきました(堂々と行かんかい)

 

<過去記事>

第1回クラシックソムリエ検定試験を受けてみた

 

 

 

今さらながら受験レポート

クラシックソムリエ検定には難易度によっていくつかの階級があるんですよ。下から順に、エントリー、シルバー、ゴールド、プラチナです。

私が第1回のときに受けたのは、初心者向けのエントリークラスでした。これは合否判定がなくて受験するとスコアだけが通知されるという珍しいスタイルの試験です。

それで、今回受験したのはシルバークラス。これはエントリークラスを受験したことがある人だけが受けられるものです。

シルバークラスでは、4択の問題が100問出ます。1問10点の1000点満点で、800点以上をとれば合格。なので「検定」らしい合否のあるクラスの中では、シルバーが一番下ということになります。

私はクラシックファン歴は長くないし、コンサートにも全然行かないけど、でもクラシックは大好きです。CDはけっこう聴いているし、本や雑誌も読んだりします。

だから「けっこうイケるんじゃないか」と妙な自信をもちながら受けてきました。

ところが・・・

実際受けてみると 、これが難しいのなんのって・・・。

一応「シルバークラス対応公式テキスト」なるものがあるんですけど、「ほんとにこのテキストから出題されてんの!?」と疑いたくなるほど役にたちませんでした(笑) テキストのものすごく詳細な記述をひっぱりだして出題してる感じです。

しかも私が手薄にしていたバロック関連の出題が意外に多く、歯が立ちませんでした。だから、「ここ数問①ばかり選んだから、次の問題は①以外にしよう」などと、ほとんどヤマカンの世界に入ってしまいました^^;

結局、最初の20問くらいをやった時点で、根拠のない自信は白けた諦めに変わりました・・・

試験時間は60分なんですが、この手の暗記モノの試験は考えたからといって答えが出るもんじゃないですから、開始から30分たって途中退出が可能になった瞬間に一番乗りで帰ってきました(笑)

ちなみに、試験問題のあとにアンケートのマーク欄があるんですが、「試験の難易度はどうでしたか?」については迷わず「難しすぎる!」にマークしてきました

 

結果発表!

そしてこの試験の結果が金曜日に郵送されてきました!

試験当日に、「ああ、こりゃだめだ」と思った私ですが、試験結果が送られてくると「もし合格してたらどうしよう!」とワクワクしてしまいました。我ながらおめでたいもんです。

その気になる結果ですが、こうでした!

 

第3回クラシックソムリエ検定の結果

 

 

だっふんだ!(古)

 

 

いやあ、ダメだとは言いながら半分くらいは行ったかなあと思ったんですが、予想を下回る素晴らしい結果でした。

やっぱりちょっとクラシックが好きだからといってソムリエなど気取ってはいけないってことですね~。

でもまあ、790点で不合格とかいったら「キーーッ!」とくやしさ爆発だったでしょうけど、合格点の半分しか取れないということなら、むしろ爽やかに諦められるというものです^^

 

すごいのは私の点数だけではない

さて、クラシックソムリエ検定では、受験後の情報提供が充実していて、試験の全問題とその回答、そして受験者の最高点、平均点、得点分布などを知らせてもらえるんです。

では、シルバークラスの他の受験者の得点はどんなものだったんでしょう? 得点分布を見てみましょう。

 

1000点 ・・・ 0%
950~990点 ・・・ 0%
900~940点 ・・・ 0.3%
850~890点 ・・・ 0%
800~840点 ・・・ 0%

 

 
なんと合格率 0.3% !

 

クラシックに詳しい人しか受けなそうなこの試験ですよ?

しかも合否のあるクラスでは一番下のシルバーですよ?

司法試験ですか、コレ?

ちなみに490点以下の人の割合は39.3%です・・・同類が意外に多いな ^^;

 

では、シルバークラスに合格した人だけが受けられるゴールドクラスの得点分布は、どうだったでしょうか?

 

1000点 ・・・ 0%
950~990点 ・・・ 0%
900~940点 ・・・ 0%
850~890点 ・・・ 0%
800~840点 ・・・ 0%

 

 

合格者なし!(笑)

 

いやあ、すごい試験です。

自分のスコアの低さにも驚きましたが、合格者のあまりの少なさにはもっと驚きました。想像するに、主催者側としてもこの合格率の低さは、ちょっと想定外だったんではないでしょうか?

この合格率の低さでは、「こんなの無理だ・・・もう受けるのやめよっかな~」となる人もいるんじゃないかと心配です。

でも、わざわざキャリアアップにまったく役立たなそうな試験を喜んで受けに来る方たちですから、むしろ障害が高ければ高いほど燃えるということもあるのかな? エベレストを目指す登山家みたいな心理で。

私は、次回も予定があえば受けてみようかと思いますが、もう合格ではなくてお祭りに参加することを目的に受ける感じになるかもしれないっス^^

 

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