今日は出張で愛知県に来てます。
2月なのに温かい1日でしたね。ホテルの部屋は暖房いらずな感じです。
さて、今日は移動の途中でJR東海の安城駅で降りたんです。次の用事までに少し時間があったんで、駅前をちょっぴり歩いてみることにしました。
安城駅のまわりを歩くのは初めてではないんですが、今日駅のそばを歩いていて、これまで見かけなかった不思議なものを発見しました。
なんじゃこれは!? 駅のそばの倉庫のような建物の壁一面に、絵が描かれてました。こりゃすごい!
さらに隣にある立体駐車場の壁もこんな感じ。
なんだろうと思ってあたりを見てみると、説明書きが見つかりました。
なんでもここ安城市は、「ごんぎつね」「てぶくろを買いに」などの作者として有名な新美南吉が、高校教師として晩年を過ごした場所なんだそうです。
壁画はこのことにあやかって、地元の高校(南吉が教員として勤めていた、現在の安城高校)の生徒らが作成したものだそうですよ。
描かれている絵は、彼の創作した物語を表現しているみたいです。
調べてみると、新美南吉は1913年生まれ。安城市の隣の隣の半田市の出身です(半田市には、記念館もあるそうです)
私の中では、勝手に北国の出身ということになってましたが(笑)、愛知の人だったんですねぇ。
安城に住んだ晩年(といっても20代後半)は結核に苦しみ、わずか30歳の若さで無くなったということです。
壁画(?)の近くには、ほかにも新美南吉を紹介するモニュメントなどが置かれていました。
郵便ポストまで昔ながらの丸型で、南吉がここに住んだ昭和初期の雰囲気をしのばせます。
南吉と高校生・・・でしょうか? スーツがきまってますね。
「ごんぎつね」などの作風から、洋装をしている人だという印象がなかったので、ちょっと意外。
まだ冬ということで、ちょうどサザンカの花が咲いてました。
木についている「新美南吉」ロゴは、他の場所にもありました。
作られたのが平成25年(いまから1年半前)ということで、かなり新しいんですね。前回来たときはまだ完成していなかったのかも。
私は仕事で外出したとき、すきま時間に何か1つでも その土地ならではのものを見つけたいと思ってるんですが、今回は思いがけないプチ発見ができてよかったです!
ちなみに皆さんは「ごんぎつね」の物語の内容って覚えてますか? 私は覚えてるつもりだったけど、Wikipediaで調べてみたらだいぶ自分の記憶と違ってました(^^;