毎週 金曜日更新の、恒例のミュージック・コーナー。
今週はだいぶ疲れがたまっておりますので(笑) 前置きとか無しでおすすめ動画に行きたいと思います。
私が敬愛してやまないイギリスのギタリスト、マーク・ノップラー(Makr Knopfler)の名曲 Our Shangri-Laです。どうぞ!
う~ん、何度観ても最高!
何の力みもないノップラーの自然な演奏っぷりがほんとにイイです。
そして淡々としているようでいて、ギタープレイや歌声の1つ1つに、なんともいえない深い表情があります。
彼の音楽を聴いていると、普段ほとんど使うことのない「滋味」という言葉が頭に浮かんできます。
どんなに身体が疲れていても、心がささくれていても、そんなのどうでも良くなってしまうくらい心地いい名曲・名演だと思います。
この曲はけっこう前のもので、2004年に発売されたノップラーの4枚目のソロアルバム『Shangri-La』に収録されています。
『Shangri-La』(輸入盤) by Mark Knopfler
実はノップラーは2003年にバイク事故に遭って、大けがを負っています。そして何か月にもおよぶ静養後にようやく復帰を果たし、ロサンゼルス西部にある美しい海沿いの街マリブで録音したのが、このアルバムです。
録音したスタジオの名前は、ずばり「Shangri-La Studios」。ノップラーはマリブの地とこのスタジオを、とても気に入っていたようです。
理想郷という名のそのスタジオで、ノップラーはアメリカのルーツミュージックに強い影響を受けた、大らかでリラックスした作品を作り上げました。
私には、再び音楽を楽しめることへのシンプルな喜びが、このような作風につながったように感じられます。
最後に、同じ曲の別バージョンも You Tube の公式アカウントにアップされているので、どうぞ!
アメリカのカントリー系ミュージシャン、エミルー・ハリスと組んだライブ「Real Live Roadrunning」での演奏です(カメラが揺れてるのが残念ですが)
(ちなみにこのライブのCDやDVDも出ています)