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矛盾する諺、どっちが正しいの!? 『住人十色』 from シャキーン!

少し前まで、太郎(2歳)の保育園への送り迎えはどちらも奥さんにお願いしていたのですが、最近は私が朝の出勤時間を少し遅らせて、保育園に送っていく役割を担当しています。

これまではリアルタイムに見られなかった朝の子ども向け番組を、今は太郎と一緒に、毎朝リアルタイムに見るようになりました。

私が最近お気に入りの番組は、平日の朝7:00から15分間、NHKのEテレでやっている シャキーン! です。

この番組は、ちょっと頭を使うクイズや、変わった発想の歌や映像、お遊びが満載の、知的エンターテイメント番組です。

といっても、教育っぽい堅苦しさはゼロ! まず番組のセットや全体的なノリが、なんというか、はっちゃけてます。観てるだけで元気になってしまいそうです。

そして、大人が見ても 「なるほどそう来たか!」 「これはおもろい!」と思うような発想がてんこ盛りで、観ていて感心するし、とにかく面白い。

むしろ太郎より私が喜んで見ているかもしれないくらいです(笑)

 

さて、今日はその「シャキーン!」の中で、いま一番気になる歌を紹介します。

番組MCの1人、ナオトくんが歌う「住人十色」です

映像はこちら↓ (すぐ削除されるかもわかりませんが・・・)

 

 

ことわざの中には、お互いに逆の意味で、矛盾しているように思えるものがありますよね。

たとえば「善は急げ」と「急がば回れ」、「一石二鳥」と「二兎を追う者は一兎をも得ず」など。

その不思議さを歌った曲です。

結局、最後は「十人十色、どちらをとるかは、きみ次第」っていうオチになるんですけどね。

実は何を隠そう(隠してないが) 私自身も、小さいころにこういう矛盾することわざを聞いて「どっちが正しいんだ!?」「昔の人は都合のいい事言うもんだな」と思っていたことがあります。

だからこの歌を聞いたときは、長年の自分の想いをズバリと代弁してもらえたようで、ものすごく嬉しかったです(笑)

 

このビデオ、よく観ると映像表現がとても個性的で、子ども番組で見られない独特なセンスがあります。ちょっと不気味は感じが、妙に印象に残ります。

そして音楽のほうも、アコーディオンと歌の姉妹デュオ、 チャランポランタン をフィーチャー(映像でも、ネコの格好をして出てきます)。ルーマニアあたりのジプシーブラスバンドがやりそうな、摩訶不思議なテイストの曲に仕上がっています。

シャキーンでは、歌ひとつ取っても、「なんか変わったこと/おもろいことをやってやろう」という作り手のスピリット、遊び心を感じます。

必ずしも心地良い音楽や映像とは限らないんだけど、どこか心に引っ掛かる、健全な違和感(?)みたいなものを持っていて、シャキーンとした刺激を届けてくれます。

番組スタッフの発想にいちいち感心&感動しながら、毎朝 番組を楽しんでます。

 

 

さてさて、ことわざの歌を取り上げたついでに、私が小さい頃に「ことわざ辞典」を引いて見つけた、「住人十色」なことわざを紹介したいと思います。

まず、

 

   二度あることは 三度ある

 

ということわざ。

これはもう、誰でも知ってる有名なことわざですよね。

それに対して、家にあった辞典には、こんなことわざも載っていました。

 

   一度あることは 二度ある

 

ってことは、

一度あることは二度ではすまず、自動的に三度起こってしまうってことでしょうか?(笑)

 

そしてもう1つ。

我が家のことわざ辞典には

 

   無理を通せば 道理ひっこむ

 

ということわざが載っていました。

これもわりと知られたことわざだと思います。

意味は「理屈の上では無理に思えても、熱意を持ってやり通せば、物事は案外うまくいくものだ」といった感じですよね。

それに対して、同じ辞典にはこんな言葉もありました。

 

   無理は通っても無理

 

完全に矛盾してます(笑)

♪ どーーっちがただしいんだーーろーー??

 

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