大都市に暮らす人間の宿命ですが、私は毎朝、満員電車で職場に通勤しています。
混雑した車内では、乗客はピリピリしがち。
それで、数か月に1回くらいは、乗客どうしのトラブルが発生して車内にサーーーッと緊張した空気が漂うという経験をします。
どれも、ちょっと押されたとか、冷静に考えればまったくアホらしい原因であることが多いんですが、それがつい出てしまうんですねえ・・・。悲しいことです。
この乗客間トラブルにもいくつかレベルあって、「なんだよ押すなよ」のようなジワジワ始まるものから、「なんだよゴルァ!」というような怒声が突然あがってビクッとさせられるケースもあります。
前者であれば、まあ人間は完璧な生き物じゃないですから、たまたま疲れやストレスがたまっていて、つい不愉快な感情が言葉になってしまうということはあるだろうと思います。
ただ、後者については本当に理解に苦しみます。不満や怒りがあるにしても、いい大人がなぜまず普通に話さずに、いきなりリミット突破の怒鳴り声を出してしまうのか。
つい先日も、そうした「いきなり怒鳴る」というタイプのトラブルに出くわしました。傍から見ていても本当に怖いし、不愉快でした。
で、そのときにふと思ったことがあります。
こういうふうに感情をすぐに爆発させてしまうオトナって
うちの太郎にそっくりだな、と(笑)
最近1歳7か月になったうちの太郎は、すっかり自我が芽生えてきて、自分の気に入らないことがあるとすぐに不満の叫びをあげるようになりました。
いままで、ひと足先にパパ・ママになった友人から「第1反抗期」の大変さんついて聞かされてはいましたが、実際に自分の子がその歳になってはじめて、その意味を実感としてかみしめています。
たとえば、食事どきに自分のお皿の料理じゃなくて、親が食べている料理を食べたがることがあります。
しょっぱかったり辛かったりする大人の料理は、太郎にあげるわけにいかないので、「ほら、自分の食べな」と言って、大人用のお皿を太郎から遠ざけます。
そうすると、
「んあーーーーー!」
と来ます(笑)
まあ、太郎の場合は成長の過程での当然通る道ですし、なんだかんだ言ってかわいらしいものです。
だけど、ちょっと思い通りにならないと叫ぶ大人というのは、本当に困ります。
「1、2歳の子と同じくらいの未熟ちゃんなんだなあ、フフフ、か~わいい!」
・・・そんなふうに考えて、不快な気持ちをなんとかごまかそうとする 私なのでした(笑)