子育て

次男がぜんそくで入院しました

(この記事は、次郎が退院した後で入院直後に遡った日付で投稿してます)

このたび、我が家にちょっとした試練が訪れました。

タイトルにある通り、うちの次郎@1歳1か月が肺炎とぜんそくの発作のため、1週間ほど入院することになってしまったんです。

これから同じような経験をするかもしれないパパママのために、その経験談を書いてみます。

 

生まれながらにぜんそくっぽかった次郎

次郎は生まれたときから、呼吸するときにいびきのような「グーーッ、グーーッ」という音をさせることがあったんです。

だから私とかみさんは「もしかしたら、ぜんそくなんじゃないか」と感じていて、かかりつけの小児科の先生にも相談したことがあったんです。

そのときの先生の所見はこうでした。

「小さいうちは呼吸が上手にできなくて、呼吸音がすることはある。判断するにはまだ早い」

確かに次郎が大きくなるにつれて「グーグー」の音を出すことが減ってきたので、いつしか私たちもそのことを気にしなくなりました。

 

発熱・・・でも異常に呼吸が苦しそう

さて、今週の水曜日、次郎は39度くらいの熱を出して保育園を休むことになりました。

鼻も出て苦しそうでしたが、熱は2日くらいでいったん下がり、私たちもほっと一安心。

「来週の連休(シルバーウィーク)は友だちの家族と遊園地に行く予定だったけど、この調子なら大丈夫だ」と思ってました。

ところが金曜の深夜になって太郎が再び40度近く発熱しました。ただ、水曜に熱を出したときとはちょっと様子が違ったんですね。

なんだか異常に呼吸が浅くて苦しそうなんです。胸をいつもより大きく速く上下させて息をしてるんだけど、それでもうまく呼吸できていないような雰囲気です。

そして機嫌も最悪。抱っこしてあやしたり、鼻を吸ったり、アイスノンで冷やしたりしてもダメ。ずっと泣きっぱなしで明け方になってもまったく寝てくれません。

これまで次郎は何度も39度くらいの熱を出してますが、ここまで苦しそうにしてたことが無いんですよ。

 

「さすがにこれはマズいのではないか」と思ったので、横浜市の電話サービスで夜間に救急で見てくれる小児科を紹介してもらい、そこに電話してみました。

かみさんが横浜市内の某巨大病院に電話をかけると、受付から小児科の先生に電話が転送されたので、次郎の症状を伝えました。

「高熱が出て苦しそうである」「しかも、いままでにないような苦しい呼吸をしている」「泣きっぱなしである」

しかしその先生の対応のそっけないことそっけないこと・・・。

 

「緊急性がないから来る必要はないです」

「呼びかけても反応が無いような場合はもう一度連絡ください」

「寝られない子どもを一晩中抱っこするのはお父さんお母さんの仕事です」

 

まあ、おっしゃることはわからなくもないんですが、かみさんによると、「まったく聴く耳持たずで、面倒な電話は早く切りたいという、感じ悪い対応だった」とのこと。

私は電話対応しなかったのでわかりませんが、もしそうだったとすれば残念です(最後のひと言はかなり嫌味な匂いがします)。症状を伝えただけで、別にモンスターペイシェントみたいな事は言ってないつもりなんですけど。

そもそも、以前も次郎が夜に高熱を出したとき、同じ病院の夜間救急に電話をしたことがあって、そのときは普通に診てみらえたんですよ。だから余計にこんなふうに突き返されるとは想像していなくて、「えっ!?」って感じでした。

 

そして入院

翌土曜日の朝、9時の開院直後に近所の小児科に診てもらいました。

すると先生いわく、

 

「これはぜんそくの発作の可能性が高い」

「うちでは診られない。紹介状を書くから、大きい病院ですぐに診てもらって」

「おそらく入院になる」

 

ええーーー!? という感じでした。

感じが悪い対応だったとはいえ、大病院の小児科の先生が「大丈夫」というので、そこまで大事ではないのだろうと思っていた(思い込もうとしていた)んで、まさか「入院」などという言葉が飛び出すとは思わなかったんです。

 

そこで、紹介された総合病院(明け方に電話して断られたところではない)に行きました。

最近・ウイルスの感染チェック、胸部X線などの検査を経て、先生が下した診断はこうでした。

 

「ぜんそくの発作です。ただ、肺の一部が白くなっているので、肺炎を起こしてます」

「肺炎が引き金となってぜんそくの発作が起きたのかもしれません」

「ただ、40度の高熱が出ているのは別の細菌・ウイルスが原因かもしれない」

「これは即入院ですね。短くて1週間かかると思います」

 

うーん、やっぱりそうですか・・・。

これを聞いて、徹夜明けで寝ぼけ気味の私とかみさんの頭の中を、いろんな考えと不安がぐるぐる駆け巡りました。

「まだ小さいのに入院だなんてかわいそう・・・」

「どうやって看病しようか」

「お兄ちゃんの太郎はどうしよう」

「ぜんそくって、どんな病気だっけ? 何が原因?」

「これからいろいろ気を付けて生活しなくちゃいけないのかなあ」

まあ、太郎の苦しさの正体が一応わかったし、病院で常に見ていてもらえるということで安心といえば安心なんですが。

 

 

ともかく、次郎は小児病棟の6人部屋へ入院となりました。

面会時間は私かかみさんが休みを取って次郎に付き添うことにし、比較的近くに住んでいるかみさんの両親に、太郎の保育園のお迎えや夕食を手伝ってもらうことにしました(こういう時は近くに頼れる親がいることにありがたみを痛感します)

次郎の様子ですが、入院初日の土曜はとにかく高熱と呼吸の苦しさが大変で、ぐったりした感じでした。あまりまわりの様子を見る余裕がない感じです。

翌日曜(今日)、面会時間に入った直後に病室にかけつけたところ、次郎は明らかに寂しさと不安で泣きはらしたような眼でこっちを見ると、お母さんに抱きついてきて、そのまま10分くらい泣き続けてました。これには思わず私たちも泣けてきましたねぇ・・・

幸い熱はほぼ平熱にまで下がったんですが、そのせいで自分が置かれた状況を認識する余裕が出てきたらしく、不安を感じたり、点滴や酸素マスクを嫌がったりするようになり、前日とは別の意味で見ていて切なくなる感じでした。

ちょっとベッドにおろしただけで泣いてしまい、ずっと抱っこしなくてはいけない状況でした。

 

 

今回、夜間の救急を断られた経験から、感じたことがあります。

それは、親が子どもの様子を見て「おかしい」と思う感覚は、意外と的を射ているのではないか ということです。

今回も、呼吸の苦しさに関して私たちが感じた「変だ」という感覚をもう少しはっきり伝えていれば、救急で診てもらえたかもしれません。

医者が電話ごしの限られた情報だけで、適切な判断を下すことは難しいでしょう。また、私たちが肝心の情報を医者に伝え損ねてしまう可能性もあります。

子どもを間近でずっと見ている親が「変だ」と思う感覚は大事にしたほうがいいな、と感じた次第です。

 

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