音楽

広大な海を感じさせる、さわやかな一曲 『この線は水平線』 by くるり

ここ1週間くらい、だいぶ暖かい日が増えてきましたね。春が近いことを感じます。

というわけで今日の音楽コーナーは、直接的に春を歌っているわけではないけど、曲の雰囲気がとても春っぽい、おだやかでさわやかな一曲を取り上げたいと思います。

今は3人組として活動しているベテランバンド、くるりの31枚目のシングル『この線は水平線』です。

ちなみに 調べてみたら、このシングルがリリースされたのはちょうど1年前の昨日(2018年2月21日)です。偶然ですね~

 

 

ほんと、さわやかですよね~! そのタイトルの通り、歌詞とサウンド全面に海のイメージが漂っています。

シンセサイザーのチューニング合わせのような冒頭から始まり、ヘビーがギターがかきならされ、そのままエレクトロニックに行くのかなと思いきや、ドラムが入ってくる 18秒目あたりから一気にオーガニックな雰囲気が広がります。

このあたりの、一気に視界が開けて目の前に青い海が広がるような部分を聴いただけで、さわやかな曲が大好物の私はヨダレが出てしまいます(笑)

悠然としたミディアムテンポ、リバーブのかかった空間的広がりのある音像が、すべてを包み込む大自然の雄大さを感じさせ、なんとも爽快で心地よいです。

なんとなく、幼稚園の途中まで住んでいた海の真ん前の家のことを思い出してしまいました。

 

ご覧のとおり、ミュージックビデオのほうも、タイトルにあるように海を全面的にフィーチャーしてます。

ビデオの監督は、映画『海街diary』『海よりもまだ深く』の助監督を務めた遠藤薫。

もう、海へのこだわり方が半端ないっス(笑)

出演しているのは浅野忠信とCHARAの娘でモデルの SUMIRE ですね。

ちょっとくすみがある映像で、背景にドラマを感じさせる印象的な映像に仕上がっていて、イイですね。

まったり気分で、ついつい何度かリピートして見てしまいました。

 

くるりは、中心人物の岸田繁の音楽的な知識と探求心の強さがものすごく、曲ごとのサウンドの振れ幅も大きいので、あまり考えずに「いい音楽だなあ」と聞き流すような楽しみ方が難しいバンド というイメージがありました。

でも「その線は水平線」を含む最新アルバム「ソングライン」はかつてないほど親しみやすくポップな作りになっていて驚きました。

BGMとしてかけて、リピートして聴いても疲れない、シンプルにグッドミュージックがつまった名盤だと思います。

 

 

『ソングライン』 by くるり
リリース: 2018/09/19
レーベル: ビクターエンタテインメント

 

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