ことば・語学

「一本締め」を誤解してた私は社会人失格?

昨日の夜、たまたまフジテレビを観ていたら、こんな番組をやっていました。

 

  日本語探Qバラエティクイズ!それマジ!?ニッポン

 

はっきり言っちゃいますが、タイトルがほんとダサイっすね(バッサリ)

あえて狙ってつけたんですかね、コレ?

 

まあ、それはおいとくとして(笑)

 

この番組には「今でしょ!」で有名な東進ハイスクールの林先生が出演していて、多くの人が誤解していそうな日本語を紹介するという、クイズ仕立てのコーナーがありました。

私はけっこう日本語には自信があるつもりなんですが、まんまとヤラレた問題があったので紹介します。

 

社会人経験のある方なら、宴会や飲み会の後に一度は「一本締め」をしたことがありますよね?

これ、皆さんは正しいやり方を知ってますか?

 

私は

 

「お手を拝借、よ~~~お」

 

の掛け声の後に、全員で一斉に

 

パン!!

 

と一回手を打つのが「一本締め」だと思い込んでいました。

 

ところが、実は違ったんです。

正しくは

 

パパパン、パパパン、パパパン、パン!

 

と10回手を叩くのが一本締めです。

パパパン、パパパン、パパパン、パン! を3セット繰り返す(合計30回手を打つ)締め方を「三本締め」と言いますよね。

それを略式で1セットで済ませるのが一本締めというわけです。

実は一度だけパンと手を叩くやつは「一丁締め」と言うのだそうです。紛らわしいですね~。

知らなかった方は、ぜひウンチクとして覚えといてください^^

 

ちなみに私の会社でも、部のオフィシャルな飲み会の後は毎回「一本締め」をします。でも、これまで私の部署では、一回パンとやるやつを一本締めと呼び続けてきました。

でもこれって、きっと私の会社だけじゃないと思います。

皆さんはどうですか?

私の勝手な推測では、世の中の8割以上(勝手な推測です)の人は同じ誤解をしてるんじゃないかな~と思います。

もし仮にそうだとすると、もはや「一本締めとは、パパパン、パパパン、パパパン、パンだ」と言い張るほうが、ある意味「時代遅れの非常識」と言えないでしょうか?

 

言葉というものは時代とともに変わっていくとよく言われますが、「一本締め」と「一丁締め」の縄張り争いが今後どうなっていくのか、興味深いです。

 

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