今日は2020年の仕事おさめでした。皆さん、どんな1年でしたでしょうか。
新型コロナウイルスのためにみなさんの生活にも大きな変化があったことでしょう。仕事がたいへんな状況になった方も多いと思います。
私も仕事がことごとくうまくいかず苦しんだ1年でしたが、ともかく年末を迎えることができたことにほっとしてます。
というわけで、今日はそんないまの私の気持ちにピッタリくる一曲を紹介します。
「勝手にしやがれ」というバンドのドラム&ヴォーカル(珍しいですね)の武藤昭平が、ベーシストのウエノコウジと組んだアコースティック・ユニットの『凡人讃歌』という曲です。
残念ながらこの世から旅立った人たち、そして今も苦しみながらも希望を失わずに精いっぱい生きている人たち。そういったごく普通の人たちにそっと寄り添う、そんな歌です。
サビの部分に「転んで 起きて はいつくばって がれきの中から花を咲かすのさ」という歌詞があるんです。
深い人生経験を感じさせる武藤昭平の味のあるダミ声でこの歌詞が歌われると、ほんとに心にしみます。心の奥にぽっと火が灯り、「もうちょっとがんばってみよう」という気持ちがしてきます。
いや~、素敵な表現じゃないですか! 自分もどんなにつらくても「がれきの中から花を咲かす」気持ちだけは忘れたくないです。
実は武藤昭平さんはこの歌を出した2018年前後に、病気の療養で音楽活動を一時休んでいたんですね。いまは再び元気に音楽活動を再開しているようですが、そうした経験を乗り越えて、ますます深く温かい歌を作り続けてくれるんじゃないかと楽しみにしています。
というわけで、今回はややセンチメンタルな感じになりましたが、『凡人讃歌』の紹介でした!