新米パパの小さな発見手帳

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追悼 Avicii: Wake Me Up

   

スウェーデン出身のDJ&トラックメイカーの Avicii(アヴィーチー)が昨日、急逝しました。朝起きて携帯でニュースを知ってビックリしました。

10年くらい前から、全世界でEDM(Electronic Dance Music)という音楽ジャンル・・・というかダンスカルチャーが、一大ブームとなりました。

2010年代に入ってEDMブームを大きく拡大させた立役者の一人が、アヴィーチーことティム・バークリングでした。

 

滞在中の中東のオマーンで死亡が確認されたそうで、若干28歳。あまりに若すぎます。

自ら作った曲でヒットを連発し、DJとしても世界中のプレイして、ものすごいお金を稼ぎだし、成功者となったアヴィーチー。

しかし、大きすぎる成功と、過酷な生活が原因でしょうか、次第に心身の安定を損ねていったようで、2016年に突然DJやライブでの活動を休止してしまいました。

死因は明らかになっていませんが、自殺かオーバードーズ(薬物の過剰摂取)によるのではないかという噂がささやかれていますが、晩年の彼のエピソードを聞くと、その噂ももっともな気がしてしまいます。

 

私はクラブに行ったりしないもんで、EDMという言葉自体を知ったのは結構遅かった。まさにアヴィーチーを入り口にして知った感じです。

今回は追悼の意を表して、私がEDMを知るきっかけとなったアヴィーチー最大の(多分)ヒット曲『Wake Me Up』をどうぞ。

ちなみによく間違われますが、歌っているのはアヴィーチーではありません(Aloe Blacc というソウルシンガー)

 

 

2013年に出たアルバム『TRUE』の冒頭を飾るこの曲は、当時うちのクルマの中でもよくかけていて、かみさんも息子も気に入って鼻歌を歌ったりしてました。

これを初めて聴いたときは、かなり意表を突かれました。なんでというと、冒頭が全然「エレクトロニック」じゃないから。

アコースティックなギターがジャラジャラかき鳴らされて、情感あふれる渋い男の声が乗ってくる。ん、これが EDM というものなのか!? と驚いたのを覚えてます。

こうしたアコースティックな音の導入は当時の EDM 界隈の人にとっても新鮮だったようです。アヴィーチーは単なるヒットメーカーではなく、EDMというジャンルの革新者でもありました。

 

歌詞では、世間から「夢ばっかり見るな、寝ぼけてないで現実をみろ」という周囲のオトナたちに対して

♪ So wake me up when it’s all over .. (すべてが終わったら 目を覚まさせてくれ)

というメッセージが歌われます。「おれは自分の道を行きたいんだ。おれは確かに眠っているのかもしれないが、それならすべてやり切ったあとで起こしてくれ」と。

つまり「Wake  Me Up(目を覚まさせてくれ)」というタイトルではあるものの、訴えているのは「いまは目を覚まさせずにほっといてくれ」ということなんですね。

その歌詞のとおり、アヴィーチーは自分のやりたい表現を世界レベルで想い描き、実現しました。晩年の彼は、結局ものわかりよく「目を覚ました」のでしょうか、それとも自分の信じた道を孤独に、力強く、生き切ったのでしょうか。

Avicii、安らかに眠ってください

 

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