正月に実家に帰ったとき、実家の近所のおばさんから、横浜のそば屋「味奈登庵（みなとあん）」へ行ってきたという話を聞きました。
私はまったく知らなかったんですが、横浜市に何店舗かを展開しているけっこう有名なそば屋なんだそうです。
それで、このお店の名物というのが、「富士山盛り」という名前の超大盛りのそば！ それを、普通盛りとまったく同じ料金で提供しているというのだから驚きです！
これはそば好きの私たち夫婦としては、ぜひとも行かねばなるまい・・・というわけで、先週末に最寄りのお店に車で出かけてきました。
味奈登庵 都筑佐江戸店
ここの店舗はけっこう広くて、ホームページによると全部で100席以上あるそうです。しかもお店についたのは2時ちょっと前で、お昼のピークを過ぎて空いているころ。
だから、きっとすぐ店に入れるだろうと思っていたんですが、店についてみると なんと駐車場待ちの車が5台くらい列を作っているじゃあないですか！ えらい繁盛ぶりです。
しかもなかなか店からお客さんが出てこないんですよ。皆さん、富士山盛りを完食するのに苦戦して時間がかかってるからでしょうかね？（笑）
結局、車を駐車場に入れるまで15分くらい待っちゃいました。
お店は古民家を改造したような造りで、ちょっとしゃれてます。
入り口の前には井戸がありました。案の定、うちの太郎＠３歳は興味津々で、さっそくポンプをガチャコン、ガチャコンやり始めました^^
お店に入ると、赤ちゃん（次郎＠5か月）連れだったためか、壁で区切られた個室のような席に案内してもらえました。
他のお客さんに気兼ねなく、次郎を床に寝かせることができたので、これはとってもありがたかった！
床に転がる次郎の図。彼は、ペーパータオルが入ったビニール袋をつかんで、ずーっとカシャカシャ音を出して遊んでました（笑）
赤ちゃんってほんとにビニールの音が好きなんだな～
ちなみにこの個室部屋にはテーブルが2卓あって、もう1卓にも赤ちゃん連れの家族が来ていました。赤ちゃん連れだと、外食するときいつも周りに気兼ねしてしまいますが、そういうお客にもやさしいお店のようです。
さて、富士山盛りに惹かれてやってきた私は、当然のことながら富士山盛りを注文。
普段そんなにたくさん食べるほうでない奥さんも、つられて（？）富士山盛りを注文。・・・大丈夫か？
「富士山盛りっていっても、高く盛った分、縦横方向のサイズは小さく抑えてるんじゃないか」
「結局、それほどすごい量ではないんじゃないか」
などと奥さんと勝手な事前予想をしているうち、そばが到着しました。
う～む、多い・・・（笑）
写真だといまいち伝わらないかもしれませんが、縦横方向の広がりはふつうのざると同じくらいあります。それでいて高さはご覧のように山盛り。やっぱり富士山盛りは伊達ではなかったです！
お店の人によると、ふつうのそば3枚分ということでしたが、もっとあるような気が・・・。これでお値段は並盛と同じというのは、驚きです。
これはテーブルに置いてあった紙に書いてあった話ですが、味奈登庵の創業者はもともと会社勤めをしていて、昼食によく天そばを食べていたんだそうです。
それがすごくおいしかったけれど、量が少ないし消化がいいので、夕方になるとお腹が空いてしまい、切ない思いをしたのだとか。
そして脱サラして自分でそば屋をやることになったとき、「おいしいそばをお腹いっぱい食べてもらいたい！」という強い思いに突き動かされて、「富士山盛り」という無謀なサービスを始めたのだそうです^^
予想以上の量のそばを見て、「急がないと、そばが膨れておなかに入らなくなる！」と危機感におそわれた奥さん。私を上まわるスピードで、猛然とそばをかっ込みはじめました。
私もスピードをあげてそばを食べていきましたが、食べても食べてもなかなか量が減っていかない・・・。2/3を食べたくらいから、ぜんぜん箸が進まなくなってきました。ああ、おれも歳のせいか、胃袋が小さくなったなあ（苦笑）
そばの味もなかなかよかったんですが、途中から味わおうという気持ちはうせて、「なんとか完食するぞ、完食するぞ」という修行僧みたいな心境しかなくなってました。
結局、私も奥さんも意地で富士山盛りを完食しましたが、気分はすっかりグロッキー。
「今度は大盛りくらいにとどめておこう」と固く誓ったのでした^^;
ちなみにこの日は夜になってもまったくお腹た空かず、夕食を抜きました。翌朝になってもお腹にそばが滞留している感覚が・・・。
夜に富士山盛りを食べることは避けるよう、強くおすすめします・・・(- -;