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楽しい体験型展示がいっぱい でも休日の混雑に要注意! 『はまぎん こども宇宙科学館』 in 横浜市磯子区

えっ、横浜銀行が科学館?

今日は春分の日です。すっかり温かくなってきたので、どこかでピクニックでもやりたかったんですが、天気予報によると今日はときどき雨が降る不安定な天気とのこと・・・。

屋内の施設で楽しそうなところはないかな・・・といろいろ考えた結果、『はまぎん こども宇宙科学館』に行ってみることにしました。

もともと「プラネタリウムを見たいね」という話を家族でしていて、見られる場所を検索した結果 この科学館の情報にたどり着きました。

ネットの情報を見ると、プラネタリウム以外にも体験型の遊べる展示がたくさんあるようで、しかもネット上での評価もかなり高かったので、丸1日過ごすつもりで出かけました。

ちなみにこの科学館の館長は、宇宙の名ガイドとして有名な JAXAの的川泰宣 名誉教授! 本格的です。

 

ところで、施設名の「はまぎん」って何だかわかりますか。神奈川以外の方にはピンとこないかもしれませんが、これは「横浜銀行」のことです。

「地方銀行なのに、自前で科学館なんてやってるの!?」とすごく驚いたんですが、調べてみると、どうやら施設の正式名称は「横浜こども科学館」というそうです。どうやら横浜銀行がネーミングライツを購入して、このような愛称になっているみたいです。

 

予想外の混雑ぶりにビックリ

さてさて、この科学館はJR根岸線(京浜東北線の延長上の路線)の洋光台駅から徒歩2~3分という至近距離にあります。

電車でのアクセスのよさは抜群ですが、私の家からだとちょっと遠回りになって行きづらいので車で出かけました。

科学館の駐車場は、何か所かに分かれて 50台くらいあるんですが、私たちが着いた 11時頃にはどこも満車・・・。

科学館みたいなお勉強っぽいところは混むはずないだろう とタカをくくってましたが、大間違いでした(^^;

あたりは住宅街だったりするので空き待ちもしづらく、仕方なしに付近のコインパーキングに停めました。

 

さて、科学館の建物はこんな感じです。

 

科学館の建物

 

「いかにもプラネタリウム!」という雰囲気のドームが見えて、ちょっと気分が盛り上がってきました。

もう少し先に進むと、何やら様子がおかしいです。

 

大勢の人

 

なんスかこの人の数!

 

これは何かの間違いではないか。

この行列は、別のイベントか何かの列ではないか?

そう思って、「最後尾」という看板を持ったお兄さんに確認してみましたが、やっぱり「科学館の入場の列です~」とのこと。

 

混雑する入り口

 

「いつもこんな感じなんですか?」とスタッフの方にきいてみたところ、「土日はだいたい列ができるがここまでは混まない」「今日から春休み期間で、毎日イベントや特別企画があったりするので混んでるのかも」とのことでした。

なんと入場券を買うまで 1時間~1時間半 待つという話です。参りました・・・。

ただ、せっかくここまで来ておいてノコノコ帰るのも悔しいですし、すぐ隣には遊具のある公園や 室内で遊べるログハウスもあって時間をつぶせそうです。

(※ちなみに横浜には、こうした公営の「こどもログハウス」がすべての区に1つずつあるんです。横浜市民でなくても使えますよ!)

というわけで、私が子どもたちの遊びにつきあい、妻にチケット購入の行列に並んでもらって、待つことにしました。

 

洋光台の駅前公園

 

待つこと1時間20分

ようやくチケットを購入することができました。

 

というわけで、この科学館には 朝イチで(開館前に)来るようにしましょう!

 

3階の「宇宙トレーニング室」は、全身を動かして楽しめる屋内遊び場

科学館の中に入ると、いきなり宇宙ステーションっぽい雰囲気のロビーに出ます。

この科学館はいろんな内容を展示していますが、その名の通り、全体のデザインを宇宙のイメージで統一しているようです。

 

UFOがお出迎え

 

エントランス

 

ここの科学館の一番のハイライトは3階と4階にまたがっている「宇宙トレーニング室」。体を動かして楽しめるゲームや遊具がいっぱいです。

 

ロボットアームの体験

ロボットアームを体験できるコーナー

 

アスレチック

宇宙ステーション風のアスレチック 走り回って遊べます!

 

ボールころがし遊び

運動の法則を学べる(?) ボールころがし遊び

 

宇宙飛行士の脚力トレーニング体験

宇宙飛行士の脚力トレーニング体験

 

うちの子たちは、この写真の部屋(↓)がすごく印象に残ったようですが、何だかわかります?

 

ゆがんだ部屋

 

写真だけだとわかりにくいですが、全体がゆがんだ作りになっている部屋。中にいると平衡感覚がおかしくなってなぜか転びそうになってしまいます。

ほかにも、月面の重力の低さを疑似体験できる「月面ジャンプ」、リフトに乗って移動する「空間移動ユニット」などのコーナーが人気でした。

どのコーナーも、単なる遊びに見えて、ちゃんと何らかの科学的内容を含んでいるところがスゴいんですが、うちの太郎(小1)と次郎(4歳)はそういう科学的なお話にはいっさい興味を示さず、単純に遊び場として楽しんでいたようです(笑)

ただ、どこも子どもたちで大混雑していて動きづらく、またフロア全体が異常に暑かったのが残念でした。もう少し空いている日に、じっくり遊んでみたかったです。

 

他のフロアも見どころがいっぱい

3階以外にも、面白そうな展示などがいっぱいです。

 

プラズマボール

プラズマボール。指で触れると、指のほうに火花が寄ってきます。

 

500kgの隕鉄

なんと約500kgの重さの鉄隕石(本物)

 

横浜生まれの宇宙飛行士、野口聡一さんのサイン

横浜生まれの宇宙飛行士、野口さんのサイン

 

突然ですがここで問題。これは何でしょう?

 

植物などを入れて密閉したガラスびん

植物と小魚などを入れて密閉したガラスびん

 

フタを閉めた後、外から空気や肥料を入れたり水を変えたりということを一切せず、そのまま放置したガラスびんです。

普通に考えると、ただ放置したらすぐ水が濁って植物が枯れてダメになってしまうように思いますが、絶妙なバランスで動物と植物が共存しているので、ビンの中の世界は丸3年以上にわたって安定した状態を保ち続けているそうです。

何もしないのにバランスが取れるなんて、ものすごい事のように思えるけど、実は地球の環境もこれと同じく絶妙なバランスのうえに成り立ってるんだよ。そんなことが説明されてました。

ちなみに前回の記録(ビンの中の生態系を維持できた期間)は1300日ちょっとだとか。目指せ、記録更新!

 

中に入って遊べるロボット

中に入って遊べるロボ。だいぶ古風なデザイン やな(笑)

 

1kgの重りの惑星別重量比較

地球で1kgのものを別の惑星表面に持っていくと、どのくらい重さが変わるかを体験。月だと重さが地球上の約1/6になるけど木星だと逆にめちゃくちゃ重くなります。

 

ほかにも、予約が必要な科学工作教室などもあります。

いまだけの特別企画として、スライムづくりやスライムすくいなどもやっていました。子どもたちは「スライム作りたい!」とすごくやる気だったんですが、ものすごい人気で1時間以上待つようだったので、断念しました・・・

 

最後に、お目当てのプラネタリウムを観ました。これもよかった!

私たちが見た回は、前半が絵本でおなじみの「怪傑ゾロリ」が出てくる短編アニメ映画でした(ドラえもんの回もあります)。あの丸いドーム状のスクリーン全体に映像が映し出されるので、普通の映画以上の迫力があって楽しめました。

そして後半が、今夜の横浜の星空を映し出して解説してくれる、オーソドックスなプラネタリウムです。ただ、解説を担当した方の説明がすごく上手。

小さい子にもわかりやすい言葉で話してくれたので、飽きっぽい次郎も最後まで楽しく見てくれてよかったです。

(こちらの科学館、学芸員の方のレベルがかなり高いと思いました。子どもへの説明や対応もやわらかく、かつしっかりされていて、好印象でした)

 

まとめ 「今度行ってみよう」という方へ

というわけで、はまぎん こども宇宙科学館のレポートでした。

この科学館はネットの評判の通り、小さい子でも楽しく遊べる良い博物館でしたよ!

体験型で、遊びのようなコーナーが多い場所なので、さほど宇宙や科学に興味がなくても十分楽しめると思います。

電車でのアクセスもしやすいですから、横浜近辺にお住まいの小さいお子さんのいる方は、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか?

 

ただし!

くどいようですが、土日祝日は混雑に十分ご注意を!! (今日ほど混むことはまれかもしれないけど)

できることなら 9:30 のオープンと同時に入って、行列になりそうな体験コーナー・工作コーナーはまっさきに楽しんでしまうのが良いんじゃないかと思います。

ちなみに、ここの入場料は大人400円、子ども200円(プラネタリウムは別料金)なんですが、このたった2倍の値段で半年間利用できる定期入館券を買うことができます。

これを持っていれば、チケット購入待ちの列をスルーして入れるのでお得です。

近辺に住んでいて複数回行くつもりの方は、ぜひぜひ定期入館券を買いましょう!

 

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